JIS A1121:2007 pdfダウンロード
JIS A1121:2007 pdfダウンロード。ロサンゼルス試験機による粗骨材の すりへり試験方法 Method of test for resistance to abrasion of coarse aggregate by use of the Los Angeles machine
1 適用範囲
この規格は,ロサンゼルス試験機による粗骨材のすりへり試験方法について規定する。ただし,構造用軽量骨材には,この試験方法は適用しない。 なお,この規格は,粒径の範囲が5〜2.5 mmの細骨材にも適用できる。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1102 骨材のふるい分け試験方法
JIS B 1501 玉軸受用鋼球 JIS Z 8801-1 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい
3 試験用装置及び器具
3.1 ロサンゼルス試験機 ロサンゼルス試験機は,図1のように内径710±5 mm,内側長さ510±5 mmの両端が閉じた鋼製円筒に取り付けた水平回転軸(円筒の内部まで入っていない。)を,軸受に取り付けたものとする。円筒の側面には,材料投入口を設け,すき間ができないように緊結できる鋼製のふたを取り付ける。このふたは,その内面と円筒内面とが同じ曲面になるように取り付けられるものとする。
円筒の内部には,長さが円筒の長さと等しく,幅89±2 mmの取り外しできる棚を円筒の半径方向に89±2 mmだけ突き出して取り付ける。棚から材料投入口までの距離は,回転方向に円筒の外周に沿って,1 270 mm以上離れているものとする。
なお,棚を材料投入口から1 450 mm程度以上離して取り付けると,鋼球が材料投入口の位置に落下することがなくなり,試験機の損傷を軽減することができる。
3.2 球 球は鋼製とし,球の数及び全質量は,表2に示す粒度区分に応じて表1のとおりとする。また,球の平均直径は,約46.8 mmとし,1個の質量は390〜445 gとする。 なお,球は,JIS B 1501に規定する鋼球の呼び11316 及び178 のものを組み合わせて,表1に示す全質量が得られるようにする。
3.3 はかり はかりは,ひょう量が10 kg以上,目量が1 g又はこれより小さいものとする。
3.4 乾燥機 乾燥機は,排気口のあるもので,槽内を105±5 ℃に保持できるものとする。
3.5 ふるい
ふるいは,JIS Z 8801-1に規定する公称目開きが1.7 mm,2.36 mm,4.75 mm,9.5 mm,16 mm,19 mm,26.5 mm,37.5 mm,53 mm,63 mm及び75 mm1)の金属製網ふるいとする。
注1) これらのふるいは,それぞれ1.7 mm,2.5 mm,5 mm,10 mm,15 mm,20 mm,25 mm,40 mm,50 mm,60 mm及び80 mmふるいと呼ぶことができる。
4 試料
4.1 試料の採取 試料は,代表的なものを採取し,四分法又は試料分取器によって縮分する。
4.2 試料の調整方法 試料の調整方法は,次による。
a) 採取した試料の一部を用いて,JIS A 1102に従ってふるい分け試験を行う。 なお,同時に採取した代表的な試料で既にふるい分け試験結果を実施している場合は,その試験結果を用いてもよい。
b) 表2に示す粒度区分のうち,試料の粒度に最も近い粒度区分を選択する。ふるい分け試験後の試料のうち,該当する粒径の範囲の試料を水で洗った後,105±5 ℃の温度で一定質量となるまで乾燥する。 表2に示す試料の質量が得られない場合は,採取した試料の一部をふるい分けて補充する。
c) 乾燥させた試料を該当する粒度区分の試料の質量に適合するように1 gまではかりとる。
5 試験方法 試験方法は,次による。
a) 試料の全質量(ml)が,表2に適合することを確認する。
b) 試料の粒度区分に応じて表1に適合するように球を選び,試料とともに試験機の円筒内に入れ,ふたを取り付け,毎分30〜33回の回転数で,粒度区分がA,B,C,D及びHの場合は500回,粒度区分がE,F及びGの場合は1 000回,回転させる。
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