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JIS A1147:2007 pdfダウンロード

JIS 09-24
JIS A1147:2007 pdfダウンロード

JIS A1147:2007 pdfダウンロード。コンクリートの凝結時間試験方法 Method of test for time of setting of concrete mixtures by penetration resistance
1 適用範囲
この規格は,貫入針を用いてコンクリートの凝結時間を試験する方法について規定する。 なお,技術上重要な改正に関する新旧対照表を附属書Aに示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS A 1115 フレッシュコンクリートの試料採取方法
JIS A 1138 試験室におけるコンクリートの作り方
JIS A 1156 フレッシュコンクリートの温度測定方法
JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい 3 試験用装置及び器具
3.1 貫入抵抗試験装置 貫入抵抗試験装置は,次による。
a) 貫入抵抗試験装置は,油圧又はスプリングを介して貫入針に貫入力を与える機構をもつものとする。
b) 貫入抵抗試験装置は,貫入に要する力を圧力計又はスプリングによって最大1 kNまで,精度10 Nで測定できるものとする。
3.2 貫入針 貫入針は,次による。
a) 貫入針は,貫入部が均一な円形断面の鋼製で,先端を平面に仕上げたものとし,かつ,反対側を貫入抵抗試験装置に脱着可能となるように加工したものとする。
b) 貫入針の断面積は,100 mm2,50 mm2,25 mm2及び12.5 mm2のものを標準とする。 なお,目的とする貫入抵抗値をより正確に測定するために断面積を変更してもよい。
c) 貫入針は,先端から25 mmの位置の円周に刻印を付けたものとする。 3.3 容器 容器は,水密で十分強固なものとし,内径が150 mm以上,内高150 mm以上の金属製の円筒形又は短辺150 mm以上,内高150 mm以上の金属製の長方体のものとする。 3.4 突き棒 突き棒は,その先端を半球状とした直径16 mm,長さ500〜600 mmの鋼又は金属製丸棒とする。
4 試料 試料は,次による。
a) コンクリート試料はJIS A 1138によって作るか,又はJIS A 1115によって採取したものとする。
b) 試験に用いる試料は,採取したコンクリート試料をJIS Z 8801-1に規定する公称目開き4.75 mmの網ふるい1)でふるったモルタル分とする。採取したコンクリート試料の温度は,JIS A 1156によって測定する。
注1) ふるいの寸法は5 mmと呼ぶことができる。
5 試験方法 試験は,次による。
a) 試料のモルタルは,ハンドスコップで練り直して十分に均一なものとし,容器の軸にほぼ対称となるように,一層で入れる。
b) 容器に入れた試料の上面を突き棒でならし,約1 000 mm2について1回の割合で突くものとする。この割合で突いて材料の分離を生じるおそれがあるときには,分離を生じない程度に突き数を減らす。突き終わった後,容器の側面を軽くたたいて突き穴をなくし,上面を容器の上端より約10 mm低くなるようにならす。試料の表面は,最小の作業で平滑な面となるように,こてでならす。
c) 試料を入れた容器を振動しないような水平な台又は床の上に置き,容器から水分が蒸発しないような適切な蓋をする。試験中は,ブリーディング水を吸い取るとき,及び貫入試験を行うときを除き,常に蓋をしておく。
d) ブリーディング水がある場合には,貫入試験を行う直前に,試料の表面のブリーディング水を適切な器具及び方法を用いて取り除く2)。
注2) ブリーディング水を取り除く方法としては,厚さ約30 mmのブロックなどを容器の底部片側に挟んで容器を注意深く傾けて置き,約2分後にピペットなどを用いてブリーディング水を取り除き,その後,振動を与えないように注意して容器を元の状態に戻すなどの方法がある。
e) 試料の硬化状態に応じて適切な断面積をもつ貫入針を選び,貫入抵抗試験装置に取り付ける。貫入針を試料中に注意深く鉛直下方に25 mm貫入させる。貫入の深さは,貫入針に付けた刻印で確かめる。貫入に要する時間は,約10秒とする。
f) 貫入試験を行った時刻及び貫入に要した力(N)を,装置から読み取って記録する。
g) 貫入に当たっては,前の貫入試験で乱された部分を避けて貫入させるように注意する。貫入針の針跡の純間隔は,用いる貫入針の直径の2倍以上で,かつ,15 mm以上でなければならない。また,貫入針と容器側面との純間隔は,25 mm以上とする。
h) 箇条6 b) で求めた貫入抵抗値が28.0 N/mm2を超えるまで貫入試験を続行する。貫入試験は,貫入抵抗値28.0 N/mm2が得られるまで少なくとも6回行わなければならない。
i) 測定場所の温度及び湿度は,試験中適宜測定する。 6 計算 試験の結果は,次による。
a) 箇条5 f) の時刻からセメントが水と最初に接触した時刻までの経過時間を分の単位まで求める。
b) 貫入に要した力(N)を,用いた貫入針の断面積(mm2)で除し,四捨五入によって小数点以下1桁に丸め,貫入抵抗値(N/mm2)とする。

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