JIS R1677:2007 pdfダウンロード
JIS R1677:2007 pdfダウンロード。ファインセラミックス多孔体の 室温曲げ疲労試験方法 Testing method for bending fatigue of porous fine ceramics at room temperature
1 適用範囲
この規格は, 室温大気中で行うファインセラミックス多孔体の, 4 点曲げ疲労試験方法について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は, この規格に引用されることによって, この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格は, その最新版( 追補を含む。 ) を適用する。
JIS B 0601 製品の幾何特性仕様 (GPS) - 表面性状: 輪郭曲線方式- 用語, 定義及び表面性状パラメータ
JIS B 0621 幾何偏差の定義及び表示
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS B 7507 ノ ギス
JIS R 1600 ファインセラミックス関連用語
JIS R 1664 ファインセラミックス多孔体の曲げ強さ試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は, JIS R 1600 によるほか, 次による。
3.1
ファインセラミックス多孔体
フィ ルタ, 触媒担体, 湿度センサなどに用いられる気孔率 30 %~ 60 %の多孔質セラミックス。
3.2
疲労試験
試験片に繰返し応力を負荷し, 破断までの繰返し数を測定する試験。
3.3
4 点曲げ応力
試験片を一定距離に配置された 2 支点上に置き, 支点間の中央から左右等しい距離にある 2 点に分けて荷重を加えたときに試験片に発生する応力の最大値。
3.4
支持具
4 点曲げ負荷において, 試験片を支点で支え, 荷重点で負荷するための 2 対の丸棒の器具。
3.5
繰返し応力
一定の極大値と極小値との間を単純に, かつ, 周期的に変動する応力。
3.6
最大応力 ( σ max )
繰返し応力の代数的最大値( 図 1 参照)。
3.7
最小応力 ( σ min )
繰返し応力の代数的最小値( 図 1 参照)。
注記 応力の符号は, 引張応力を正, 圧縮応力を負とする。 最大応力及び最小応力は, 符号も考慮に入れて定める。
3.8
最小最大応力比 (R)
最小応力の最大応力に対する代数比。
max min
/ σ σ = R
3.9
繰返し数 (n)
疲労試験中の応力の繰返し数。
3.10
S-N プロット図
縦軸に最大応力, 横軸に破断繰返し数( 破断せずに試験を終了した場合の繰返し数を含む。 ) をとって,疲労試験結果を図示したもの。 図 2 に例を示す。 図中の数字は試験片数を示す。
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