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JIS H1624:2005 pdfダウンロード

JIS 09-25
JIS H1624:2005 pdfダウンロード

JIS H1624:2005 pdfダウンロード。チタン合金−バナジウム定量方法 Titanium alloys-Method for determination of vanadium
1. 適用範囲
この規格は,チタン合金中のバナジウム定量方法について規定する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 1611 チタン及びチタン合金−分析方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS Z 8402-6 測定方法及び測定結果の精確さ(真度及び精度)−第6部:精確さに関する値の実用的使い方
3. 一般事項
分析方法に共通な一般事項は,JIS H 1611による。
4. 定量方法 バナジウムの定量方法は,過マンガン酸カリウム酸化硫酸二アンモニウム鉄(Ⅱ)滴定法による。この方法は,バナジウム含有率0.5 %(m/m)以上25 %(m/m)以下の試料に適用する。
5. 過マンガン酸カリウム酸化硫酸二アンモニウム鉄(Ⅱ)滴定法
5.1 要旨 試料を硫酸とふっ化水素酸・ほう酸溶液とで分解し,硝酸を加えてチタンなどを酸化する。バナジウムを過マンガン酸カリウムで酸化し,尿素を加え,過剰の過マンガン酸を亜硝酸ナトリウムで還元し,三酸化二ひ素を加えてクロムを還元した後,指示薬としてジフェニルアミンスルホン酸ナトリウムを加え,硫酸二アンモニウム鉄(Ⅱ)標準溶液で滴定する。
5.2 試薬 試薬は,次による。
a) 硝酸(1+1)
b) 硫酸(1+1)
c) ふっ化水素酸・ほう酸溶液 ふっ化水素酸100 mlに,ほう酸50 gを少量ずつ加えて溶解する。この溶液は,ポリエチレン容器に保存する。
d) 亜硝酸ナトリウム溶液(10 g/l)
e) 過マンガン酸カリウム溶液(10g /l)
f) 三酸化二ひ素溶液 三酸化二ひ素0.85 gをはかりとってビーカー(200 ml)に移し入れ,水酸化ナトリウム溶液(20 g/l)10 mlを加え,穏やかに加熱して溶解する。水で液量を約50 mlとし,硫酸(1+10)3mlを加え,炭酸水素ナトリウム3gを加えて溶解した後,別のビーカー(1 000ml)に移し入れ、水で液量を1 000 mlとする。
g) 尿素
h) 0.05 mol/l 硫酸ニアンモニウム鉄(Ⅱ)標準溶液 硫酸二アンモニウム鉄(Ⅱ)六水和物20 gをはかりとってビーカー(500 ml)に移し入れ,硫酸(1+10)300 mlに溶解し,1 000 mlの全量フラスコに水を用いて移し入れ,水で液量を1 000 mlとする。この溶液の標定は,次による。 調製した硫酸二アンモニウム鉄(Ⅱ)溶液の50.0 mlをコニカルビーカー(200 ml)に取り,水25 ml及びりん酸5 mlを加える。この溶液を0.02 mol/l過マンガン酸カリウム標準溶液[調製及び標定は,JIS K 8001の4.5(7)( 0.02 mol/l過マンガン酸カリウム溶液)による。]で滴定して,溶液が微紅色を呈する点を終点とし,次の式によって0.05 mol/lに対するファクターを算出する。別に同一条件で空試験を行う。

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