JIS A8611:2004 pdfダウンロード
JIS A8611:2004 pdfダウンロード。建設用機械及び装置−コンクリート外部振動機 Building construction machinery and equipment − External vibrators for concrete
1. 適用範囲
この規格は,型枠の外部からフレッシュコンクリートを締め固めるためのコンクリート外部振動機(以下,振動機という。)について規定する。
この規格は,外部から振動を与えることによって,コンクリートを締め固める動力式の振動機に適用する。振動機は,コンクリートを締め固めるために,振動スタンド,振動テーブル,表面バイブレータ,振動ビームなどを併用する。 この規格は,手に持って加振対象物に押し付けて使用する,手持形振動機には適用しない。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 ISO/DIS 18652:2002,Building construction machinery and equipment − External vibrators for concrete (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9960-1 機械類の安全性−機械の電気設備−第1部:一般要求事項
備考 IEC 60204-1:1997, Safety of machinery ‒ Electric equipment of machines ‒ Part 1: General requirementsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS C 4034-1 回転電気機械−第1部:定格及び特性
備考 IEC 60034-1:1996, Rotating electrical machine ‒ Part 1: Rating and performanceからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS C 4034-5 回転電気機械−第5部:外被構造による保護方式の分類
備考 IEC 60034-5:1991, Rotating electrical machine ‒ Part 5: Degree of protection provided by theintegral design of rotating electric machines (IP code) ‒ Classificationが,この規格と一致している。
JIS K 6332 空気用ゴムホース(エアーホース)
備考 ISO 2398:1995, Industrial rubber hose for compressed air (up to 2.5 MPa)からの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
ISO 6150:1988, Pneumatic fluid power ‒ Cylindrical quick-action couplings for maximum working pressure of 10 bar, 16 bar and 25 bar (1 MPa, 1.6 MPa and 2.5 MPa) ‒ Plug connecting dimensions, specifications, application guidelines and testing
ISO 7241-1:1987, Hydraulic fluid power ‒ Quick-action couplings ‒ Part 1: Dimensions and requirements ISO 8041:1990, Human exposure to vibration ‒ Measuring instrumentation
ISO 8331:1991, Rubber and plastics hoses and hose assemblies ‒ Guide to selection, storage, use and maintenance ISO 11375:1998, Building construction machinery and equipment ‒ Terms and definitions
ISO 12100-2:2002, Safety of machinery ‒ Basic concepts, general principles for design ‒ Part 2: Technical principles 3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,ISO 11375によるほか,次による。
3.1 外部振動機(external vibrator) 偏心おもり又は揺動の作動原理による振動機で,フレッシュコンクリートを締め固めるために建設用装置(例えば,型枠の壁面)の外側の部分に取り付けるもの(ISO 11375: 1998の 2.3.1.2参照)。
備考 通常は電動式,空気圧式又は油圧式である。
3.2 電気式振動機(electric external vibrator) 原動機が電動機である振動機。
備考 電気式振動機は,単相又は三相の誘導電動機のモータ軸両端に取り付けた偏心おもりによって振動する(附属書A図1及び附属書A図8参照)。
3.3 空気圧式振動機(pneumatic external vibrator) 圧縮空気によって回転又は往復運動する原理に基づいて作動する振動機(附属書A図2,附属書A図3,附属書A図9及び附属書A図10参照)。
備考 空気圧式振動機は,ハウジング内のブッシュ又は球が固定軸の周りを転がる形式の回転振動発生部を具備するのが普通である。振動機を組み合わせ,圧縮空気開閉コック付供給ホース及び鋼製・木製の型枠用の種々の固着具を備えることによって,一体の振動機を構成する。圧縮空気開閉コックは,振動数の変換を可能にするものもある。
3.4 油圧式振動機(hydraulic external vibrator) 専用設計の油圧モータと,これに直結する回転偏心おもりとからなる振動機(附属書A図4参照)。
備考 必要条件を満たすように振動数を精密に調整する目的で,油圧ユニットは油圧ポンプ及び圧力・流量制御装置を備える。
3.5 高周波振動機[high frequency external vibrator (HF)] 振動数が70 Hz以上の振動機。
備考 高周波振動機は,代表例として専用の周波数変換機から電源供給を受けるかご形誘導電動機と一体形である。
3.6 低周波振動機[normal frequency external vibrator(NF)] 振動数が20 Hzから69 Hzの振動機。
備考 低周波振動機は,代表的装置として商用電源のかご形誘導電動機がある。
3.7 振動方向指定形振動機(external vibrator of directed vibration) 指定方向の振動を発生する振動機(附属書A図11,附属書A図12及び附属書A図13参照)。
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