JIS A8329:2005 pdfダウンロード
JIS A8329:2005 pdfダウンロード。土工機械−ダンパ及び自走式スクレーパのリターダ−性能試験 Earth-moving machinery-Retarders for dumpers and tractor-scrapers- Performance tests
1. 適用範囲
この規格は,製造業者が公表しているリターダの連続減速能力を検証するための試験方法について規定する。この規格は,リターダを装着したダンパ,自走式スクレーパ及びその他の土工機械(以下、機械と総称する。)に適用する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 10268:1993,Earth-moving machinery−Retarders for dumpers and tractor-scrapers−Performance tests (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 8322 土工機械−寸法,性能及び容量の単位並びに測定の正確さ
備考 ISO 9248 Earth-moving machinery−Units for dimensions, performance and capacities, and their measurement accuraciesが,この規格と一致している。
JIS A 8340-1 土工機械−安全−第1部:一般要求事項
備考 ISO 3450 Earth-moving machinery−Wheeled machines−Performance requirements and test procedures for braking systemsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 リターダ(retarder) 斜面を降坂中の機械の走行速度を制御するために,正常に使用されるエネルギー吸収装置。
3.2 連続減速能力(continuous retarding capability) 機械の減速装置の公表されている重要パラメータが安定し,それ以上とならない整定時のエネルギー吸収率。
備考 何が重要パラメータであるかは製造業者が決めることが望ましい。重要パラメータは,減速装置の設計によって異なることがある。重要パラメータの例としては,油温,冷却水温度がある。
3.3 連続最高出力(maximum continuous power) 製造業者が指定したエンジン回転速度を超えないで,その速度段での達成可能な最高降坂速度及び最大けん引力を表す値。
3.4 斜面(grade) 傾斜路面での試験を実施する試験コース。
4. 試験方法 次のいずれか一つの試験方法で,要求事項を満たしていることの検証を行うことができる。 − けん引試験
− 傾斜路面での試験
− ダイナモメータを用いた試験
5. 試験設備
5.1 けん引試験及び傾斜路面での検証試験 試験コースは,十分に締め固めた,固くて乾燥した路面でなければならない(路面の摩擦特性に悪影響を与えない範囲で湿らせてもよい。)。試験コースは,要求される走行試験速度を維持するのに十分な長さがあり,滑らかでこう配は均一でなければならない。また,けん引試験の場合は,走行方向の傾斜は,平均して0 %(すなわち水平)±1 %でなければならない。
5.2 ダイナモメータを用いた試験 駆動装置は,モータ,モータリングダイナモメータ,ロールのいずれでもよいが,製造業者が公表している制限範囲内で使用しなければならない。
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