JIS K6249:2003 pdfダウンロード
JIS K6249:2003 pdfダウンロード。未硬化及び硬化シリコーンゴムの試験方法 Testing methods for uncured and cured silicone rubber
1. 適用範囲
この規格は,ミラブル形シリコーンゴムコンパウンド(以下,ミラブル形シリコーンゴムという。)及び液状シリコーンゴムコンパウンド(以下,液状シリコーンゴムという。)の試験方法について規定する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2320 電気絶縁油 JIS K 2220 グリース
JIS K 6200 ゴム用語
JIS K 6250 ゴム−物理試験方法通則
JIS K 6251 加硫ゴムの引張試験方法
JIS K 6252 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−引裂強さの求め方
JIS K 6253 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの硬さ試験方法
JIS K 6257 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−熱老化特性の求め方
JIS K 6258 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−耐液性の求め方
JIS K 6262 加硫ゴム及び熱可塑性ゴムの永久ひずみ試験方法
JIS K 6268 加硫ゴム−密度測定
JIS K 6271 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム−体積抵抗率及び表面抵抗率の求め方
JIS K 6300-2 未加硫ゴム−物理特性−第2部:振動式加硫試験機による加硫特性の求め方
JIS K 6850 接着剤−剛性被着材の引張せん断接着強さ試験方法
JIS K 7117-1 プラスチック−液状,乳濁状又は分散状の樹脂−ブルックフィールド形回転粘度計による見掛け粘度の測定方法
JIS Z 8202-0 量及び単位−第0部:一般原則
JIS Z 8202-1 量及び単位−第1部:空間及び時間
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6200によるほか,次による。
a) ミラブル形シリコーンゴム シリコーンゴムコンパウンドのうちで,硬化前の状態が天然ゴム又は通常の合成ゴムの未加硫配合ゴムに類似し,練りロール機又は密閉式混合機で可塑化又は混合を行うことができるものの総称。
b) 液状シリコーンゴム シリコーンゴムコンパウンドのうちで,硬化前の状態が液状又はペースト状のものの総称。
c) 粘度 液状シリコーンゴムの粘性を回転粘度計又は見掛け粘度試験機によって測定し,得られた値。
d) 可塑度 未硬化のミラブル形シリコーンゴムの可塑性を平行板可塑度計によって測定し,得られた値。
e) 硬化 シリコーンゴムが熱,湿気などによって,架橋構造をつくる化学反応。一般には,加硫と同義語。
f) 硬化性 振動式加硫試験機によって得られる硬化速度又は硬化の程度。
g) タックフリータイム 湿気硬化形液状シリコーンゴムを硬化させるとき,指又は鉛筆に付着しなくなるまでの時間。
h) 線収縮率 シリコーンゴムを金型によって正方形又は円形の形状に硬化させ,金型寸法に対して得られた成形物の寸法変化を測定し,得られた変化率の値。
i) 針入度 規定円すいが規定時間に進入する深さを測定し,得られた値。シリコーンのゲル状硬化物のやわらかさを表す。
j) 引張せん断接着強さ 被着体間でシリコーンゴムを接着硬化させた後,引張試験機でせん断破壊までの最大せん断荷重を求め,せん断面積で除した値。
4. 試験の種類 試験の種類を,次に示す。
4.1 未硬化シリコーンゴム
a) 粘度試験
b) 可塑度試験
c) 硬化性試験
d) タックフリー試験
e) 線収縮率試験
4.2 硬化シリコーンゴム
a) 密度試験
b) 硬さ試験
c) 針入度試験
- Previous:JIS K5961:2003 pdfダウンロード
- Next:JIS K6399:2003 pdfダウンロード