JIS F0907:2003 pdfダウンロード
JIS F0907:2003 pdfダウンロード。機械振動−船上における振動の計測−客船及び商船の居住性に関する振動計測,評価及び記録基準 Mechanical vibration-Measurement of vibration on ships- Guidelines for measurement, evaluation and reporting of vibration with regard to habitability on passenger and merchant ships
1 適用範囲
この規格は,客船及び商船に乗る全ての人,特に乗組員の居住性に関する振動計測,評価及び記録基準について規定する。
この規格は,船舶の様々な区画に対して,周波数範囲1 Hz〜80 Hzの周波数重み付けオーバーオールr.m.s.値のガイドライン値を示す。 この規格は,24時間以上の航行を意図する客船及び商船に適用できる。
この規格では,常時滞在する区画における振動の計測装置及び計測方法の要件を規定し,また,居住性に関する船舶振動の解析方法及び評価のガイドラインも示す。
船酔いにつながり得る船体の低周波運動の評価に関しては,JIS B 7760-2を参照。ただし,船体の全体構造振動の評価に関しては,ISO 20283-2を参照。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 20283-5:2016,Mechanical vibration−Measurement of vibration on ships−Part 5: Guidelines for measurement, evaluation and reporting of vibration with regard to habitability on passenger and merchant ships(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0153 機械振動・衝撃用語
注記 対応国際規格:ISO 2041,Mechanical vibration, shock and condition monitoring−Vocabulary
JIS B 7760-2 全身振動−第2部:測定方法及び評価に関する基本的要求
注記 対応国際規格:ISO 2631-1,Mechanical vibration and shock−Evaluation of human exposure to whole-body vibration−Part 1: General requirements
ISO 2631-2,Mechanical vibration and shock−Evaluation of human exposure to whole-body vibration−Part 2: Vibration in buildings (1 Hz to 80 Hz)
ISO 8041,Human response to vibration−Measuring instrumentaion
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0153によるほか,次による。
3.1 一般
3.1.1 乗組員(crew) 船舶を安全に航海させるために必要な全機能の実行の維持に責任を負う船上の人。
3.1.2 乗客(passenger) 乗組員(3.1.1)に属さない船上の人。
注記 調査船の科学者,臨時作業乗組員,カメラ・チームなども乗客である。
3.1.3 自由航行状態(free route) 船舶が一定の速度で(スロットル調整を行わず),だ(舵)角を左右2度以下として一定の航路を前進する状態。
3.2 乗組員及び乗客用区画 3.2.1 乗組員用居住区画(crew accommodation space) 乗組員(3.1.1)のレクリエーション及び管理に使用される区画。具体的には,リビング及び寝室を含む居室,医務室,食堂並びにレクリエーションルーム。 注記 レクリエーションルームは,ラウンジ,読書室,ゲーム室,ジム,喫煙室,映写室及び娯楽室が挙げられる。
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