JIS F1036:2003 pdfダウンロード
JIS F1036:2003 pdfダウンロード。二輪自動車−惰行試験による シャシダイナモメータへの走行抵抗の設定方法 Motorcycles and mopeds―Road load setting on chassis dynamometer by coastdown method
1. 適用範囲
この規格は,JIS D 0109で定義する,二輪自動車(以下,二輪車という。)の走行抵抗の測定方法及びその値を用いてシャシダイナモメータ(以下,ダイナモという。)への負荷の設定方法について規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 11486 : 1993, Two-wheeled motorcycles―Fuel consumption measurements―Chassis dynamometer setting by coastdown method (MOD)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。 JIS D 0109 二輪自動車用語 備考
備考 ISO 3833:1977, Road vehicles ‒ Types ‒ Terms and definitionsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS Z 8401 数値の丸め方
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS D 0109によるほか,次による。
3.1 走行抵抗 (running resistance) (F) 二輪車が試験路を走行する際に受ける抵抗。
備考 走行抵抗は,転がり抵抗及び空気抵抗からなる。惰行試験で測定する場合は,二輪車の車輪と同時に回転する動力伝達部分等の摩擦力も転がり抵抗に含まれる。
3.2 基準速度 (reference speed) (V0) ダイナモへ走行抵抗を設定する際に用いる二輪車の走行速度。その値は,ダイナモタイプと試験内容によって決定する。
参考 一点設定タイプ等のダイナモへの基準速度の設定使用例としてはECE(国連欧州経済委員会)
の法規では50 km/h,また,EPA(米国環境保護局)の法規では65 km/hとなる。
3.3 指定速度 (specified speed) (Vi) 試験路上で走行抵抗を測定するために指定された二輪車の走行速度。
3.4 整備質量 (motorcycle kerb mass) (Mk) 走行に必要な点検及び整備を行い,燃料を指定容量の90 %以上充てんした状態の二輪車の質量。通常,標準装備(工具,キャリア,風防,保護装置など)を含む。
3.5 基準質量 (motorcycle reference mass) (M) 二輪車の整備質量に法定の乗員質量を加算した質量。
4. 試験二輪車,ダイナモ及び計器類 この試験に用いる二輪車(以下,試験二輪車という。),ダイナモ及び計器類の仕様は,走行抵抗測定方法又はダイナモへの走行抵抗設定方法によって付表1.1,付表1.2,付表1.3又は付表2から選択し,ここで指定される項目を付表中に記録する。 5. 測定値の精度及び測定機器の性能 走行抵抗測定又はダイナモへの走行抵抗設定に用いる機器及び測定値の精度は,表1による。
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