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JIS C2150:2003 pdfダウンロード

JIS 09-27
JIS C2150:2003 pdfダウンロード

JIS C2150:2003 pdfダウンロード。電気用プラスチックフィルム通則 General rules for plastic films for electrical purposes
1. 適用範囲
この規格は,電気用に用いるプラスチックフィルム(以下,フィルムという。)に関する主な用語の定義,一般要求事項,寸法,包装及び表示について規定する。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。 IEC 60674-1:1980,Specification for plastic films for electrical purposes. Part 1 : Definitions and general requirements (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発行年(又は発効年)を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS C 2151 電気用プラスチックフィルム試験方法
備考 IEC 60674-2:1988, Specification for plastic films for electrical purposes. Part 2 : Methods of testからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS C 2318 電気用ポリエチレンテレフタレートフィルム
備考 IEC 60674-3-2:1992, Specification for plastic films for electrical purposes−Part 3 : Specifications for individual materials−Sheet 2 : Requirements for balanced biaxially oriented polyethylene terephthalate (PET) films used for electrical insulationからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS C 2330 コンデンサ用二軸延伸ポリプロピレンフィルム
備考 IEC 60674-3-1:1998, Plastic films for electrical purposes−Part 3 : Specifications for individual materials−Sheet 1 : Biaxially oriented polypropylene (PP) films for capacitorsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
IEC 60674-3 (all sheet) : Specification for plastic films for electrical purposes−Part 3 : Specifications for individual materials
3. 定義
この規格で用いる主な用語は,次による。
3.1 曲がり (Bias-Camber) ある長さのフィルムを平面状に置いたとき,通常,その両エッジは平行な直線になる。このフィルムの一方のエッジが,他方のエッジよりわずかに長いようなひずみをもっている場合,そのフィルムの両エッジは,平行な曲線になる。このようなフィルムの状態。 なお,この曲がりは,“サーベル現象 (curved sword effect)”ともいわれる。また,このようなひずみをもったフィルムを走行させると,蛇行 (wander) 現象が生じる。
3.2 たるみ (Sag) ある長さのフィルムを,例えば,ほぼ水平に置かれた一対の平行なロール,又はバーを用いて,両先端近傍で支持し,ある張力を均等にかけると,通常は滑らかな懸垂曲面になる。しかし,そのフィルムの懸垂曲面よりも部分的に低くなるようなひずみ。このひずみは,製造中又はその後の取扱いのいずれかによるフィルムの部分的伸びから生じるものであり,“だぶつき (bagginess)”ともいう。 フィルムエッジで発生するたるみは,“エッジたるみ (edge lane)”,“エッジの縦溝 (edge flute)”,“しわ (cockle)”又は“垂れ (droop)”として知られる。 フィルムの幅の内側で縦方向に起きたたるみは,“たるみすじ (sag lane)”,“ひだすじ (pucker lane)”,“伸びすじ (stretch lane)”,又は“ゲージバンド (gauge band)”という。
3.3 テレスコープ (Telescoping) ロール状に巻かれたフィルムの一部の層が,他の層に対して軸方向にずれていること。その現象が,延ばした望遠鏡の筒に似ているので,テレスコープという。
4. 一般要求事項 一般要求事項は,次による。
4.1 品質 一つの取引単位の素材は,すべて同じものとする。フィルムの特性は,各ロールの全長にわたって個別製品規格の限度内とする。表面は均一で,実用上有害な折れしわ,裂け,気泡,ピンホール,異物の混入のような欠陥がないものとする。
4.2 ロール 各ロールの外径の範囲は,受渡当事者間の協定による。ロールは円形で,輸送及び次工程の通常使用時にテレスコープが発生しない十分な硬さに巻くものとする。 ロールは容易に巻き出せるものとし,使用に悪影響を及ぼすゲージバンドがないものとする。特に取決めがない限り,ロールの両端面ともに基準面から±1 mm以上のずれがないものとする。 4.3 継ぎ目 継ぎ目が許容される場合,その数はJIS C 2318,JIS C 2330又はIEC 60674-3 (all sheet) による。

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