JIS B9711:2002 pdfダウンロード
JIS B9711:2002 pdfダウンロード。機械類の安全性− 人体部位が押しつぶされることを 回避するための最小すきま Safety of machinery− Minimum gaps to avoid crushing of parts of the human body
1. 適用範囲
この規格の目的は,使用者(例えば,規格作成者,機械類の設計者)が,押しつぶしの危険源を回避できるようにすることである。この規格は人体部位に関連する最小すきまを規定し,適切な安全性がこの方法で達成できる場合に適用可能である。
この規格は押しつぶしの危険源のリスクにだけ適用可能であり,他の危険源(例えば,衝撃,せん断,引込み)には適用できない。
備考1. 衝撃,せん断又は引込みの危険源に対しては,例えば追加の又は他の方策をとる必要がある。
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 13854:1996,Safety of machinery−Minimum gaps to avoid crushing of parts of the human body (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,発効年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定の一部を構成するものであって,その後の改訂版・追補には適用しない。発行年を付記していない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 9707:2002 機械類の安全性−上肢が危険区域に到達することを防止するための安全距離
備考 ISO 13852:1996,Safety of machinery−Safety distances to prevent danger zones being reached by the upper limbsがこの規格と一致している。
ISO/DIS 12100-1 Safety of machinery−Basic concepts and general principles for design−Part 1:Basic terminology, methodology
ISO/DIS 12100-2 Safety of machinery−Basic concepts and general principles for design−Part 2:Technical principles 3. 定義 この規格の目的のために,ISO/DIS 12100-1及びJIS B 9707:2002に示される定義及び次の定義を適用する。
3.1 押しつぶしの区域(crushing zone) 人体又は人体部位が押しつぶしの危険源にさらされる区域。 この危険源は次の場合に発生する。
− 二つの可動部が向き合って動く。又は, − 一つの可動部が固定部へ向かって動く。
備考 附属書A参照。
4. 最小すきま
4.1 この規格の使用方法 この規格の使用方法は,ISO/DIS 12100-1,5.の“リスク低減のための戦略”で明記される反復的リスク低減プロセスの部分を形成しなければならない。 この規格の使用者は,次を実行しなければならない。
a) 押しつぶしの危険源を同定する。
b) ISO/DIS 12100-1に従って,これらの危険源からのリスクを査定する。その際,次に挙げる特別の注意を払う必要がある。 − 押しつぶしの危険源からのリスクが様々な人体部位を含むことが予見可能な場合,これら最大部位に関連する表1で示される最小すきまを適用しなければならない[d)参照]。 − 子供がリスクの観点から対象に含まれる場合,子供の予測不可能な挙動及びその人体寸法。
− 人体部分が表1に示される形態とは別の形態で押しつぶしの区域に進入するかどうか。
− 厚い若しくはかさばる衣服(例えば,高温のための保護服),又は工具について配慮するべきかどうか。
− 足の有効寸法を増加する底の厚い靴(例えば,木げた)をはいている人が機械類を使用するかどうか。
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