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JIS X0161:2002 pdfダウンロード

JIS 09-28
JIS X0161:2002 pdfダウンロード

JIS X0161:2002 pdfダウンロード。ソフトウェア技術− ソフトウェアライフサイクルプロセス−保守 Software Engineering-Software Life Cycle Processes-Maintenance
1 概要
この規格は,JIS X 0160に規定した保守プロセスを更に詳細に定める。また,この規格は,様々なタイプの保守を定義している。この規格は,保守プロセスの計画,実行及び制御,レビュー及び評価,並びに終了の要領を示す。この規格の適用範囲には,同一の保守資源を用いる複数のソフトウェア製品の保守も含まれている。この規格における“保守”は,特に規定しない限り,ソフトウェア保守を意味している。
1.1 適用範囲 この規格は,ソフトウェア保守活動を管理し,実行するための繰り返しのプロセスを定める。この規格は,ソフトウェア製品の規模,複雑度,完全性又は適用対象にかかわらず,使用される。この規格は,ソフトウェア保守の各局面を検討し,表現するためのプロセスモデルを使用している。設定された基準は,ソフトウェア製品を存続させるためのソフトウェア保守活動の計画及び遂行と同様に,開発中のソフトウェアに対する保守計画にも適用される。理想としては,保守計画はソフトウェア開発を計画している段階で開始するのが望ましい。 この規格は,与えられたソフトウェア製品の保守範囲及び規模に対応して,はん(汎)用的及び特殊なソフトウェア保守計画が実行され,評価され,修整される枠組みを提供する。 この規格は,ソフトウェア保守に対して一貫した技術(ツール,技法及び手法)の適用を可能にするための枠組み,正確な用語及びプロセスを定める。
この規格では,ソフトウェアの保守のための要領を定める。保守プロセス及びそのアクティビティの基本は,JIS X 0160の定義を受け継いでいる。この規格は,ソフトウェア保守のアクティビティ及びタスクを定義し,保守計画の要求事項を定める。この規格では,ソフトウェアの運用及び運用上の諸作業,例えば,ソフトウェアを操作する人たちによって通常行われるバックアップ,回復及びシステム管理は扱わない。
この規格は,主にソフトウェアの保守者を対象としているが,開発責任者及び品質保証責任者も対象としている。また,保守計画の入力を担うソフトウェアを含むシステムの取得者及び利用者が利用してもよい。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 14764: 2006,Software Engineering−Software Life Cycle Processes−Maintenance (IDT) なお,対応の程度を表す記号(IDT)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,一致していることを示す。
1.2 目的 この規格は,保守プロセスの管理(又は実施方法)の要領を定める。また,受入れ及び運用の期間における保守プロセスの始め方を明らかにする。この規格は,保守プロセスにおける次の事項にも重点を置いている。 − ソフトウェア製品の保守性
− 保守サービスモデルの必要性
− 保守の戦略及び計画の必要性
1.3 適用分野 この規格は,組織の内部又は外部で実行するかどうかにかかわらず,ソフトウェア製品又はサービスの計画及び保守のための要領を示すことを意図している。ソフトウェアの運用への適用は,意図していない。
この規格は,取得者及び供給者のような二者間への適用を意図したものである。当該二者が,同じ組織に属している場合でも等しく適用してよい。またこの規格は,自前で保守を行う当事者が自らを律するために用いることも意図している(JIS X 0160を参照)。

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