Location: Home > JIS > JIS F9703:1998 pdfダウンロード

JIS F9703:1998 pdfダウンロード

JIS 09-28
JIS F9703:1998 pdfダウンロード

JIS F9703:1998 pdfダウンロード。船用白金測温抵抗体 Marine resistance bulbs
1. 適用範囲
この規格は,船の主機,補機,冷凍倉,配管,液化ガス運搬船のタンクなどに装着して温度測定に使用する白金測温抵抗体(以下,測温抵抗体という。)及び信号変換器を内蔵した測温抵抗体(以下,変換器内蔵形測温抵抗体という。)について規定する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版を適用する。
JIS B 0205 メートル並目ねじ
JIS B 2238 鋼製管フランジ通則
JIS C 0020 環境試験方法−電気・電子−低温(耐寒性)試験方法
JIS C 1302 絶縁抵抗計
JIS C 1303 高絶縁抵抗計
JIS C 1604 測温抵抗体
JIS F 0807 船用自動化機器環境検査通則
JIS F 8007 船用電気器具の外被の保護形式及び検査通則
JIS F 8801 船用電線貫通金物−箱用
JIS F 8813 船用圧着端子用端子盤
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法
JIS Z 8710 温度測定方法通則
JIS Z 8721 色の表示方法−三属性による表示
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
3.1 測温抵抗体
a) 白金測温抵抗体 白金を使用した抵抗素子,内部導線,保護管,端子などからなる測温体。
b) 抵抗素子 裸又は被覆された抵抗素線とその保持構造体で構成する測温素子。
c) 内部導線 抵抗素子と測温抵抗体の端子とを接続する導線。
d) 保護管 抵抗素子及び内部導線が被測温物などに直接接触しないよう保護するために用いる管。
e) 端子 測温抵抗体の抵抗素子の温度による抵抗変化を導き出すために付けた金具又は内部導線の端部。
f) 規定電流 抵抗値測定のために抵抗素子に連続して流す電流値。
g) シース測温抵抗体 測温抵抗体で柔軟性をもち保護管と内部導線及び抵抗素子の間に絶縁物を充てんし,一体となった構造に加工された白金測温体。
h) 絶縁物 内部導線の相互間及び保護管との短絡を防ぐための絶縁物。
i) 検出部 測温抵抗体のうち,測定対象と同じ温度になるべき部分。抵抗素子及びその近傍にある保護管の一部を含む。
j) 規準抵抗値 測定温度に対応する,仮想の抵抗素子(規準抵抗素子)の定められた抵抗値。
k) 単筒保護管 抵抗素子及び内部導線が被測定物などに直接接触しないよう保護するために用いる単管。
l) 二重保護管 保護管が内筒と外筒とからなる二重の構造のもので,測温抵抗体を被測定箇所から取り外すとき,被測定物の流出を防ぐことができる管。
m) 可とう管[可とう(撓)管] 測定箇所に取り付ける際,自在に曲げることができる電線を保護するための管。
3.2 変換器内蔵形測温抵抗体
a) 信号変換器 測温抵抗体の抵抗値をDC4〜20mAの2線式出力信号に変換するための電子回路。
b) 出力信号 信号変換器から出力されるDC4〜20mAの電流信号。
c) 2線式出力 電源線と出力信号線とを兼ねた2線による出力方式。
d) 負荷抵抗 信号変換器の出力側に接続できる負荷の容量。
4. 種類
4.1 測温抵抗体 公称抵抗値,規定電流,クラス,使用温度範囲及び保護管の形式によって,次のとおりとする。
a) 公称抵抗値 公称抵抗値は,0℃における抵抗素子の抵抗の公称値とし,表1による。
b) 規定電流 規定電流は,次の3種類とする。 2mA 1mA 0.5mA
c) クラス クラスは,表2による。

Download