JIS B6227:1998 pdfダウンロード
JIS B6227:1998 pdfダウンロード。立て形内面ブローチ盤−精度検査 Vertical type internal broaching machines−Testing of the accuracy
1. 適用範囲
この規格は,JIS B 6191に基づいて,普通精度のはん(汎)用立て形内面ブローチ盤の静的精度の検査方法及び検査事項に対応する許容値について規定する。また,機械各部及び座標軸の名称についても規定する。 この規格は,機械の精度検査だけを取り扱い,通常,精度検査の前に行う機械の運転試験(振動,異常騒音,運動部品のスティックスリップなど),又は機械の特性試験(例えば,送り速度)には適用しない。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 6779 : 1981 Acceptance conditions for broaching machines of vertical internal type−Testing of accuracy
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この規格は,記載の発効年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補は適用しない。
JIS B 6191 : 1993 工作機械−静的精度試験方法及び工作精度試験方法通則 備考 この規格は,ISO 230-1 : 1996 Test code for machine tools−Part 1 : Geometric accuracy of machines operating under no-load or finishing conditionsに相当する。
3. 一般事項
3.1 測定単位 この規格では,すべての寸法及び許容値の単位は,ミリメートルで表す。
3.2 JIS B 6191の参照 この規格を適用するに当たっては,特に,検査前の機械の据付け,暖機運転,測定方法及び測定器の精度については,JIS B 6191を参照する。
3.3 検査の順序 この規格に示す検査事項の順序は,必ずしも実際の順序を示すものではない。測定器の取付け又は測定を容易にするために,検査は任意の順序で行ってもよい。
3.4 実施する検査 機械を検査するときは,必ずしも,この規格に示されたすべての検査を行う必要はない。使用者は,製造業者との合意に基づいて,関心のある特性に関する検査を選択してもよいが,検査事項は機械を発注するときに明確にしなければならない。
3.5 工作精度検査 工作物の多様性のために,工作精度検査は規定していない。使用者が工作精度検査を行うことを望むならば,使用者と製造業者との合意に基づいて決めなければならない。
3.6 最小許容値 この規格と異なる測定範囲に対する許容値を決めるときの,許容値の最小値は,0.01mmとする(JIS B 6191の2.311参照)。
4. 機械各部及び座標軸の名称 機械各部及び座標軸の名称は,表1による。
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