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JIS M7610:1996 pdfダウンロード

JIS 09-30
JIS M7610:1996 pdfダウンロード

JIS M7610:1996 pdfダウンロード。定着安全電灯 Safety lighting apparatus for mine
1. 適用範囲 この規格は,メタンを主とする可燃性ガス又は爆発性炭じんの存在するおそれがある鉱山の坑内で使用する白熱灯形及び蛍光灯形の定着安全電灯(1)(以下,安全灯という。)について規定する。
なお,この規格に定めていない防爆構造に関する事項については,JIS C 0901及びJIS C 0902によるものとする。
注(1) ターボランプ,機関車,ローダなどの前照灯及びこれらに類するものには適用しない。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS C 0901 炭鉱用電気機器の防爆構造
JIS C 0902 炭鉱用電気機器の防爆構造試験方法
JIS C 0920 電気機械器具の防水試験及び固形物の侵入に対する保護等級
JIS C 1302 絶縁抵抗計
JIS C 3301 ゴムコード
JIS C 3306 ビニルコード
JIS C 4908 電気機器用コンデンサ
JIS C 7709 電球類の口金及び受金
JIS C 8108 蛍光灯燈ソケット及びグロースタータソケット
JIS G 3101 一般構造用安定器
JIS C 8324 けい光圧延鋼材
JIS H 3250 銅及び銅合金棒
JIS R 3206 強化ガラス
2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考である。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) 坑気 メタンを主とする坑内の可燃性ガス。
(2) 光源 白熱電球又は蛍光ランプ(参考図1参照)。
(3) 容器 金属製保護カバー及び透明保護カバーから成る安全灯の防爆構造を形成する包被(参考図1参照)。
(a) 金属製保護カバー 透明保護カバーとともに光源及び内部配線,ソケット,安定器などを保護する容器の金属製構成部品。
(b) 透明保護カバー グローブ及び前面保護ガラス。
(c) グローブ 光を透過させるガラス製又はプラスチック製のカバー。
(d) 前面保護ガラス 光を透過させる板状ガラス製又はプラスチック製のカバー。
(4) 保護格子 外部の衝撃から透明保護カバーを保護するための格子(参考図1参照)。
(5) インターロック開閉器 無電圧状態でなければ光源の取替えなどができないように器具に組み込んだ電源開放装置。
(6) 圧力スイッチ 内圧防爆構造の圧力低下を検出するスイッチ。
3. 種類及び記号 安全灯はその防爆構造によって,次の3種類とする。
(1) 耐圧防爆構造 JIS C 0901に規定する耐圧防爆構造で,略号を(圧)とする。
(2) 内圧防爆構造 JIS C 0901に規定する内圧防爆構造で,略号を(内)とする。
(3) 安全増防爆構造 JIS C 0901に規定する安全増防爆構造で,略号を(安)とする。
4. 性能
4.1 機械的性能 安全灯は,次の機械的性能をもたなければならない。
(1) 落下強度
(a) グローブは,6.1(1)(a)に規定する方法によって試験したとき,き裂又は破損を生じないこと。
(b) 安全灯は,6.1(1)(b)に規定する方法によって試験したとき,各部にき裂,破損又は実用上支障がある変形を生じないこと。
(2) 耐衝撃性
(a) グローブは,6.1(2)(a)又は6.1(2)(b)に規定する方法によって試験したとき,き裂又は破損を生じないこと。
(b) 前面保護ガラスは,6.1(2)(c)に規定する方法によって試験したとき,き裂又は破損を生じないこと。
(3) 耐熱衝撃性 透明保護カバーの部分は,6.1(3)に規定する方法によって試験したとき,き裂又は破損を
生じないこと。
4.2 温度上昇の限界 温度上昇の限界は,次による。
(1) 安全灯の各部(安全増防爆構造のものは,内部において坑気に触れるおそれのある部分を含む。)の外面温度の上昇は,6.1(4)に規定する方法によって試験したとき,160℃を超えてはならない。基準周囲温度の限度は40℃とする。
(2) 光源の口金の温度の上昇は,6.1(4)(a)に規定する方法によって試験したとき,155℃を超えてはならない。ただし,メカニカル口金の光源だけを用いる器具についてはこの限りでない。基準周囲温度の限度は40℃とする。
(3) 安定器の巻線の温度上昇は,6.1(4)(b)の方法によって試験したとき,表1の値を超えてはならない。
表1
単位 ℃
絶縁の種類 A E B
温度上昇値 55 65 70
備考 基準周囲温度の限度は,
40℃とする。
4.3 電気的性能 電気的性能は,次による。
(1) 絶縁抵抗 安全灯の絶縁抵抗は,6.2(1)に規定する方法によって試験したとき,5M 坎 上なければならない。

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