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JIS A1515:1998 pdfダウンロード

JIS 09-30
JIS A1515:1998 pdfダウンロード

JIS A1515:1998 pdfダウンロード。建具の耐風圧性試験方法 Windows and Doorsets−Wind resistance test
1. 適用範囲
この規格は,JIS A 1513に規定する試験項目のうち,圧力箱方式による建具の耐風圧性試験方法について規定する。 備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 ISO 6612 : 1980 Windows and door height windows−Wind resistance tests
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。この引用規格は,その最新版を適用する。
JIS A 1513 建具の性能試験方法通則
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 圧力箱方式 建具の室外側に,加圧・減圧するための箱を取り付け,建具の室内・室外に圧力差が生じるようにした方式。
b) 圧力差 (pressure differential)
建具の室外側の圧力と室内側の圧力との差。建具の室外側の圧力が室内側の圧力より高い状態を正圧,低い状態を負圧とする。
c) 残留変形 (permanent residual deformation)
圧力を取り去った後,建具に残っている変形。
d) 面外変位 (frontal displacement)
建具が移動した量を含んだ原位置からの面外移動量。
e) 面外たわみ (frontal deflection)
建具の同一部材における面外変位の最大差。
f) 変位率
建具面における開口部の長辺内のり寸法又は短辺内のり寸法と面外変位との比。
g) たわみ率 (relative frontal deflection) 建具面における標線間距離と,その間における面外たわみとの比。
4. 試験装置
試験装置は,主としてa)〜e)の機器,装置によって構成されるもので,図1に例示する。
a) 圧力箱
圧力箱は,試験に際して内部圧力を一定に保つことができるもの。
b) 送風機
送風機は,試験に必要な圧力まで試験体に加圧できるもの。
c) 圧力調節機
圧力調節機は,圧力箱内を所定の圧力に調節できるもの。
d) 圧力差測定器
圧力差測定器は,圧力箱内外の圧力差を測定できるもの。
e) 変位測定装置
変位測定装置は,試験体及び試験体取付枠の原位置からの面外方向の移動量を測定できるもの。
5. 試験体及び試験体取付枠
5.1 試験体
試験体は,使用状態に組み立てられた完成品とする。
5.2 試験体取付枠 試験体取付枠は,試験体を使用状態に準じた方法で正しく取り付けることができ,試験の圧力に耐え得る十分な剛性をもつものとする。ただし,試験体を直接圧力箱に取り付けることができる場合には,試験体取付枠を用いなくてもよい。 5.3 試験体用ガラス 試験体にガラスを用いる場合は,実際に使用が予定されているガラスとする。 なお,ガラス厚さが特定されていない場合は,仕様に定められたもののうち,最小厚さのガラスとする。 6. 試験 6.1 試験体の取付け 試験体は,水平,垂直を正しく,かつ,圧力箱との間にすき間が生じないように取り付け,ねじれ及び曲がりのないように圧力箱に固定する。開閉操作条件が分かっているときはそれを配慮して行う。取付枠と圧力箱は,できるだけ気密にして,空気の漏れがないようにする。
6.2 試験環境
試験の環境は,JIS A 1513の3.3(試験環境)に規定する標準状態とする。ただし,受渡当事者間で協定のある場合は,それによる。
6.3 加圧困難な場合の処置 試験体からの漏気が多く加圧が困難な場合は,試験結果に影響しない程度にめばりするなど,加圧可能な処置を適切に施す。
6.4 試験手順
試験は,図2及び図3に示されている順序で行う。正圧及び負圧で建具の状況を調べる場合は,次の3試験とも,まず正圧で,次に負圧で行う。
a) 変形試験 試験は,次の1)〜7)の手順で行う(図2及び図3参照)。
1) 予備加圧 圧力P0 (1) (500Pa以上)を3秒以上保持し3回加える。 なお,圧力を変化させる時間は,1秒以上とする。
2) 開閉確認 戸の開閉繰返しを5回行い,その後施錠する。

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