JIS C0116:1997 pdfダウンロード
JIS C0116:1997 pdfダウンロード。環境条件の分類 環境パラメータとその 厳しさのグループ別分類 屋内固定使用の条件 Classification of environmental conditions Part 3 : Classification of groups of environmental parameters and their severities Section 3 : Stationary use at weatherprotected locations
1. 適用範囲
この規格は,屋内に設置する製品がさらされる環境パラメータとその厳しさを分類するものである。さらされる時間には,設置作業,非稼働時間,保守及び修理時間を含む。
屋内条件とは,製品が常時又は一時的に設置される地上又は沖合いで,屋根付きかつ囲われた場所であり,車両の中又は車両の上での条件を除外する。
この規格で定める環境条件は,製品の性能に直接影響を及ぼすものに限定し,そのような環境条件だけを考える。製品に対する環境条件の影響については,特に規定しない。
火災や爆発に直接関係する環境条件及び電離放射線に関する条件は除外する。その他の予測されない事象も除外する。特別な場合には,このような事象が発生する可能性を考慮することが望ましい。
屋外固定使用の条件,携帯及び可動使用の条件,車両及び船舶内設置の条件,保管及び輸送の条件,及び製品内の局所的な条件は,IEC 60721-3の他の規格に示す。 参考 IEC 60721-3とは,IEC 60721-3 (Classification of environmental conditions−Part3 : Classification of groups of environmental parameters and their severities) の一連の規格である。
この規格は,広い適用分野を包含した環境条件を限定した数に分類しているので,環境条件を分類する際は,使用条件を満たす必要最低限の分類を選択する。
2. 引用規格
次の規格は,この規格が引用している規格であり,出版時に明示されている版号が有効である。 JIS C 0110-1995 環境条件の分類 環境パラメータとその厳しさの分類 備考 JIS C 0110-1995は,IEC 60721-1 : 1990, Classification of environmental conditions−Part 1 : Environmental parameters and their severitiesと一致している。
JIS C 0111-1995 環境条件の分類 自然環境の条件−温度及び湿度
備考 JIS C 0111-1995は,IEC 60721-2-1 : 1982, Classification of environmental conditions−Part 2 : Environmental conditions appearing in nature−Section 1 : Temperature and humidityと一致している。 JIS C 0112-1995 環境条件の分類 環境パラメータとその厳しさのグループ別分類 通則
備考 JIS C 0112-1995は.IEC 60721-3-0 : 1984, Classification of environmental conditions−Part 3 : Classification of groups of environmental parameters and their severities−Section 0 : Introductionと一致している。
IEC 721-2-8 : 1994 Classification of environmental conditions−Part 2 : Environmental conditions appearing in nature−Section 8 : Fire exposure ISO/IEC Guide 52 : 1990 Glossary of fire terms and definitions 3. 定義 JIS C 0110の3.(用語の定義)及びISO/IEC Guide 52の定義に加え,次の定義を適用する。
3.1 固定使用 (stationary use)
製品を構造物又は取付け具に堅固に固定して使用するか,又は特定の場所に設置して使用すること。携帯又は可動使用を含まない。しかし,設置場所での短時間の設置作業,保守時間及び修理時間を含む。
3.2 屋内 (weatherprotected location)
製品が気象の影響から保護される場所:
− 完全な屋内(囲われている場所):気象の直接的影響が完全に遮断されている。
− 部分的な屋内(雨よけがある場合):気象の直接的影響が完全には遮断されていない。
4. 一般事項
一般的な説明は,JIS C 0112による。 設置作業中の条件は,稼働期間中の条件と異なることに留意する必要がある。したがって,特別な注意事項がない場合,この期間に対しては他の分類を選択してもよい。 環境条件が規定した厳しさを越える可能性は低い。規定したすべての値は,最大値又は限界値である。これらの値に到達することはあっても,永続はしない。場所によっては,ある一定期間の発生頻度が異なることもある。このような発生頻度は,すべての環境パラメータで考慮し,適用可能なら追加して規定したほうがよい。継続期間及び発生頻度の情報はJIS C 0112の6.(環境パラメータごとの発生期間と発生頻度)に規定してある。
環境パラメータの組合せによっては,製品に対する影響が強まる場合があることに注意すべきである。このことは,特に,生物的条件,化学的又は機械的に活性な物質に,高い相対湿度が加わった場合にいえる。
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