Location: Home > JIS > JIS B0023:1996 pdfダウンロード

JIS B0023:1996 pdfダウンロード

JIS 10-01
JIS B0023:1996 pdfダウンロード

JIS B0023:1996 pdfダウンロード。製図−幾何公差表示方式− 最大実体公差方式及び最小実体公差方式 Technical drawings−Geometrical tolerancing− Maximum material requirement and least material requirement
1. 適用範囲
この規格は,最大実体公差方式及びその適用について規定する。 最大実体公差方式の使用は,寸法公差と幾何公差とが相互に依存する部品同士の組付けを妨げることなく,製造を容易にすることができる。
備考 単独形体に用いる包絡の条件(5.2.2参照)は,記号◯Eによって指示しても(JIS B 0024参照),包絡の条件を規定する適切な国家規格を引用して指示してもよい。
2. 引用規格
ISO 1101 Technical drawings−Geometrical tolerancing−Tolerancing of form, orientation, location and run-out−Generalities, definitions, symbols, indications on drawings
参考 JIS B 0021-1984(幾何公差の図示方法)が,この国際規格と同等である。
ISO 5458 Technical drawings−Geometrical tolerancing−Positional tolerancing
備考 JIS B 0025-1991(製図−幾何公差表示方式−位置度公差方式)が,この国際規格と一致している。
ISO 5459 Technical drawings−Geometrical tolerancing−Datums and datum-systems for geometrical tolerances
参考 JIS B 0022-1984(幾何公差のためのデータム)が,この国際規格と同等である。
ISO/TR 5460 Technical drawings−Geometrical tolerancing−Tolerancing of form, orientation, location and run-out−Verification principles and methods−Guidelines
参考 JIS B 0021の参考を参照のこと。 ISO 7083 Technical drawings−Symbols for geometrical tolerancing−Proportions and dimensions ISO 8015 Technical drawings−Fundamental tolerancing principle 備考 JIS B 0024-1988(製図−公差表示方式の基本原則)が,この規格と一致している。
3. 定義
3.1 局部実寸法 形体の任意の断面における個々の距離,すなわち,任意の相対する2点間で測定した寸法[図1,図12(b)及び図13(b)参照]。
3.2 はまり合う寸法
3.2.1 外側形体のはまり合う寸法 形体の表面の最も高い点で接触して,その形体に外接する最小の完全形体の寸法。
備考 例えば,表面の最も高い点に接触する,完全形状の最小円筒の寸法,又は完全形状の二つの平行平面間の最短距離(図1参照)。
3.2.2 内側形体のはまり合う寸法 形体の表面の最も高い点で接触して,その形体に内接する最大の完全形体の寸法(参考図1参照)。
備考 例えば,表面の最も高い点に接触する,完全形状の最大円筒の寸法,又は完全形状の二つの平行平面間の最長距離(図1及び参考図1参照)。
3.3 最大実体状態 (maximum material condition) (MMC) 形体のどこにおいても,その形体の実体が最大となるような許容限界寸法,例えば,最小の穴径,最大の軸径をもつ形体の状態(図1参照)。 備考 形体の軸線は,真直である必要はない。
3.4 最大実体寸法 (maximum material size) (MMS) 形体の最大実体状態を決める寸法(図1参照)。
3.5 最小実体状態 (least material condition) (LMC) 形体のどこにおいても,その形体の実体が最小となるような許容限界寸法,例えば,最大の穴径,最小の軸径をもつ形体の状態(図1参照)。
3.6 最小実体寸法 (least material size) (LMS) 形体の最小実体状態を決める寸法(図1参照)。
3.7 実効状態 (virtual condition) (VC) 図面指示によってその形体に許容される完全形状の限界であり,この状態は,最大実体寸法と幾何公差との総合効果によって生じる。
最大実体公差方式を適用する場合には,記号◯Mを付記した幾何公差にだけ実効状態を考慮しなければならない(図1参照)。
参考 穴については,参考図1を参照。
備考 実効状態は,機能ゲージ (functional gauge) の理論的な設計寸法を表す。
3.8 実効寸法 (VS) 形体の実効状態を決める寸法。

Download