JIS A6930:1997 pdfダウンロード
JIS A6930:1997 pdfダウンロード。住宅用プラスチック系防湿フィルム Plastic films vapour barrier for residential use
1. 適用範囲
この規格は,主として住宅を断熱構造とする場合において,断熱構造部の防露のために,別に防湿層を構成する際に使用するプラスチック系フィルムについて規定する。 備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,記載の年の版だけがこの規格の規定を構成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。
JIS A 1324 : 1995 建築材料の透湿性測定方法
JIS A 6111 : 1996 透湿防水シート
JIS A 9521 : 1994 住宅用人造鉱物繊維断熱材
JIS K 6783 : 1994 農業用エチレン・酢酸ビニル樹脂フィルム
JIS K 7129 : 1992 プラスチックフィルム及びシートの水蒸気透過度試験方法(機器測定法)
JIS K 7212 : 1995 熱可塑性プラスチックの熱老化性試験方法(オーブン法)通則
JIS K 8575 : 1994 水酸化カルシウム(試薬)
JIS Z 0208 : 1976 防湿包装材料の透湿度試験方法(カップ法)
JIS Z 8401 : 1961 数値の丸め方
JIS Z 8703 : 1983 試験場所の標準状態
JIS Z 9001 : 1980 抜取検査通則 3. 種類 フィルムの種類は,次による。
3.1 材料の構成による区分 材料の構成による区分は,表1のとおりとする。
3.2 透湿性(透湿抵抗)による区分 透湿性(透湿抵抗)による区分は,次による(表2参照)。
a) A種
b) B種
4. 品質 フィルムの品質は,表2のとおりとする。
5. 外観 フィルムの外観は,7.7によって試験を行い,裂け,穴など性能上支障を来す欠点があってはならない。 6. 寸法 6.1 厚さ フィルムの厚さ及び許容差は,7.2によって試験し,表3に適合しなければならない。
6.2 幅,長さ フィルムの幅,長さの寸法及び許容差は,表4による。幅の寸法については,特殊な寸法が必要とされる場合に限り,受渡当事者間の協定による。
7. 試験
7.1 試験の一般条件 試験の一般条件は,次のとおりとする。
7.1.1 試験場所の標準状態 試験場所の標準状態は,特に規定がない限りJIS Z 8703に規定する温度23±2℃,相対湿度 (50±2) %とする。
7.1.2 試料の採取方法 試験用試料の採取方法は,次による。
a) 厚さ,強度(引張切断強さ及び引張切断伸び)及び耐久性に用いる試験用試料は,巻き上がりのフィルムの端末から縦方向(2)に,長さ約2mを切り取る。次にこれを図1に示すとおり,上部,中央部及び下部に分けて,合計9個の試験片用試料及び3個の厚さ測定用試料を採取する。 注(2) 縦方向とは,フィルムの成形加工の方向をいう。
b) 透湿性,強度(つづり針保持強さ)及び発火性に用いる試験用試料は,巻き上がりのフィルムの端末から縦方向に,長さ約1mを切り取る。
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