JIS X5201:1997 pdfダウンロード
JIS X5201:1997 pdfダウンロード。開放型システム間相互接続−セションサービス定義Information technology−Open Systems Interconnection−Session service definition
1.適用範囲
この規格は,外部から見た開放型システム間相互接続(以下,OSI という。)のセション層のサービスを,次の観点から抽象的な方法で規定する。a)サービスの基本的な動作及び事象b)基本的な動作及び事象に関係するパラメタデータc)動作と事象との関係及びそれらの順序この規格で規定するサービスは,トランスポートサービスと共に OSI セションプロトコルによって提供され,かつ,OSI プレゼンテーションプロトコルによって利用できる。この規格は,個々の実装及び製品を規定せず,電子計算機システム中の機能及びインタフェースの実装を制約しない。したがって,この規格は,適合性を規定しない。対称同期機能単位 (symmetric synchronization functional unit) に関連する文章は,ITU-Tの応用についての支援には適用しない。
2.引用規格
この規格で引用する規格を,次に示す。これらの規格がこの規格の本体中で引用されたときは,この規格の一部とみなす。この規格の制定時点では,次の規格が最新であるが,改正されることもあるので,この規格を使う当事者は,最新版を適用できるかどうかについて検討するのが望ましい。
2.1共通文書となっている ITU-T 勧告及び国際規格
− ITU-T Recommendation X.200 (1994) | ISO/IEC 7498-1: 1994 Information technology − OpenSystems Interconnection−Basic Reference Model : The Basic Model
− ITU-T Recommendation X.210 (1993) | ISO/IEC 10731 : 1994 Information technology − OpenSystems Interconnection−Basic Reference Model : Conventions for the definition of OSI services
− ITU-T Recommendation X.214 (1993) |ISO/IEC 8072 : 1994 Information technology−Open SystemsInterconnection−Transport service definition
備考 JIS X 5108(開放型システム間相互接続−トランスポートサービス定義):1995 が,この国際規格と一致している。
− ITU-T Recommendation X.225 (1995) |ISO/IEC 8327-1 : 1996 Information technology−OpenSystems Interconnection−Connection-oriented Session protocol : Protocol specification
備考 JIS X 5202(開放型システム間相互接続−コネクション型セションプロトコル−プロトコル仕様):1997 が,この国際規格と一致している。
− ITU-T Recommendation X.226 (1994) |ISO/IEC 8823-1 : 1994 Information technology−OpenSystems Interconnection−Connection-oriented presentation protocol : Protocol specification備考 JIS X 5602(開放型システム間相互接続−コネクション型プレゼンテーションプロトコル仕様):1995 が,この国際規格と一致している。
− ITU-T Recommendation X.235 (1995) |ISO/IEC 9548-1 : 1995 Information technology−OpenSystems Interconnection−Connectionless Session protocol : Protocol specification2.2同一技術内容の ITU-T 勧告及び国際規格
− CCITT Recommendation X.650 (1992) Open Systems Interconnection (OSI)
−Reference Model fornaming and addressing
− ISO 7498-3 : 1989 Information processing systems−Open Systems Interconnection−Basic ReferenceModel−Part 3 : Naming and addressing
備考 JIS X 5005(開放型システム間相互接続の基本参照モデル−名前及びアドレスの付与方法):1990が,この国際規格と一致している。
3.用語の定義 この規格は,次の定義を使用する。備考 ここでは,4.で定義する略語を使用して用語を定義する。
3.1基本参照モデル定義
この規格は,基本参照モデル (ISO/IEC 7498-1) で定義された次の用語を使用する。a)優先セションサービスデータ単位 (expedited-session-service-data-unit)
b)セションコネクション (session connection)c)セション層 (Session Layer) d)セションサービス (session service)
e)セションサービスアクセス点 (session-service-access-point)
f)セションサービスデータ単位 (session-service-data-unit) g)トランスポート層 (Transport Layer)h)全二重 (duplex)
i)半二重 (half-duplex)
3.2サービス記法定義 この規格は,OSI サービス記法 (ISO/IEC 10731) で定義された次の用語を使用する。
a)サービス利用者 (service-user)
b)サービス提供者 (service-provider)
c)プリミティブ (primitive)
d)要求 (request)
e)指示 (indication)
f)応答 (response)
g)確認 (confirm)
3.3セションサービス定義 この規格で定義する用語は,次のとおりとする。
3.3.1発呼側 SS 利用者 (calling SS-user) セションコネクション確立要求を起動する SS 利用者。
3.3.2着呼側 SS 利用者 (called SS-user) 発呼側 SS 利用者がセションコネクションの確立を要求する相手の SS 利用者。
備考 発呼側 SS 利用者及び着呼側 SS 利用者を,個々のコネクションに関して定義する。SS 利用者は,同時に,発呼側又は着呼側の SS 利用者のいずれになることもできる。
3.3.3送信側 SS 利用者 (sending SS-user) セションコネクションのデータ転送フェーズ(13.参照)中,又はセションコネクションレス型転送の特別な場合,データの送信側として動作する SS 利用者。
3.3.4受信側 SS 利用者 (receiving SS-user) セションコネクションのデータ転送フェーズ中,又はセションコネクション型転送の特別な場合,データの受信側として動作する SS 利用者。備考 SS 利用者は,同時に,送信側 SS 利用者及び受信側 SS 利用者の両方になることができる。
3.3.5要求側,要求側 SS 利用者 (requestor, requesting SS-user) ある特定の動作を起動する SS 利用者。
3.3.6受諾側,受諾側 SS 利用者 (acceptor, accepting SS-user) ある特定の動作を受諾する SS 利用者。3.3.7トークン (token) ある時点のサービスの起動を許すのに,一方の SS 利用者に動的に割り当てるセションコネクションの属性。
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