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JIS X6306:1995 pdfダウンロード

JIS 10-01
JIS X6306:1995 pdfダウンロード

JIS X6306:1995 pdfダウンロード。識別カード−ICカード−第4部: 情報交換のための構成,セキュリティ及びコマンド Identification cards-Integrated circuit cards Part 4: Organization, security and commands for interchange
1 適用範囲
この規格は,全ての活動分野でこの規格が使用されることを目的とし,次のことを規定する。
− カードのインタフェースで交換されたコマンドレスポンス対の内容
− カードのデータ要素及びデータオブジェクトの読出し手段
− カードの動作特性について記述する管理情報バイトの構造及び内容
− コマンドを処理するときに,カードのインタフェース上に現れるカードのアプリケーション及びデータの構造
− カードのファイル及びデータのアクセス方法
− カードのファイル及びデータにアクセスする権限を定義するセキュリティ機構
− カードのアプリケーションを識別し指定するための手段及び機構
− セキュアメッセージングの方法
− カードによって処理される暗号化アルゴリズムへのアクセス方法。これらのアルゴリズムについては,規定しない。
この規格は,ICカードの内部実装又はICカードにアクセスする外部装置については規定しない。
この規格は,物理的インタフェース技術には依存せず,外部端子付きのICカード,外部端子なしの密着結合型ICカード,及び非接触型(近接型及び近傍型)のICカードに適用する。カードが二つ以上の物理インタフェースの同時使用を可能とする場合,異なる物理インタフェース間で発生する事象との関係は,この規格の適用範囲外である。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO/IEC 7816-4:2013,Identification cards−Integrated circuit cards−Part 4: Organization, security and commands for interchange(IDT)
なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS X 6320-3 識別カード−ICカード−第3部:外部端子付きICカードの電気的インタフェース及び伝送プロトコル
注記 対応国際規格:ISO/IEC 7816-3,Identification cards−Integrated circuit cards−Part 3: Cards with contacts−Electrical interface and transmission protocols(IDT) JIS X 6320-6 ICカード−第6部:交換のための産業間共通データ要素
注記 対応国際規格:ISO/IEC 7816-6,Identification cards−Integrated circuit cards−Part 6: Interindustry data elements for interchange(IDT)
ISO/IEC 8825-1:2002,Information technology−ASN.1 encoding rules: Specification of Basic Encoding Rules (BER), Canonical Encoding Rules (CER) and Distinguished Encoding Rules (DER)
注記 対応するJISとしてJIS X 5606-1:1998があったが2015年6月に廃止された。また,この国際規格の2002年版に未対応であることから,国際規格を引用した。
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。 なお,対応国際規格で細分箇条の番号3.51を重複して使用しているため,3.52を含む以降の細分箇条の番号を,一つずつずらした。
3.1 アクセス規則(access rule) 実行前に関連するアクセスモード及び実行前に満足しているセキュリティ条件を含むデータ要素。
3.2 リセット応答ファイル(Answer-to-Reset file)
カードの動作特性を示す任意選択のEF。情報ファイルとしても知られている。
3.3 アプリケーション(application)
特定の機能実行のために必要な構造,データ要素及びプログラムモジュール。 3.4 アプリケーションDF(application DF) カードのアプリケーションを収める専用ファイル(DF)。
3.5 アプリケーション識別子(application identifier)
アプリケーションを識別する16バイト以内のデータ要素。
3.6 アプリケーションラベル(application label)
マンマシンインタフェースで使用するデータ要素。
3.7 アプリケーション提供者(application provider)
カード内アプリケーションの構成要素を提供するエンティティ。
3.8 アプリケーションテンプレート(application template)
一つのアプリケーション識別子データオブジェクトを含む,アプリケーションに関連するデータオブジェクトの集合。
3.9 非対称暗号技術(asymmetric cryptographic technique)
二つの関連する処理(公開の数値又は公開鍵で定義された公開処理,及びプライベートの数値又はプライベート鍵で定義されたプライベート処理)を用いる暗号技術。
注記 2種類の処理は,公開処理は与えられるが,プライベート処理を導き出すことは計算上実行不可能という特性をもっている。
3.10 基礎テンプレート(base template)
間接参照し解決した結果のDOを除いた構造化データオブジェクトの値フィールド。
3.11 証明書(certificate) 特定の人又はオブジェクト,及びその関連する公開鍵を結び付けるディジタル署名が付いた文書(証明書)。
注記 証明書を出すエンティティは,さらに,証明書内のデータ要素に関してのタグ割付け機関の役割を果たす。
3.12 コマンドレスポンス対(command-response pair)
カードのインタフェース上に現れる二つのメッセージの対。コマンドAPDUとこれに続く逆方向からのレスポンスAPDUとからなる。
3.13 コマンド連鎖(command chaining)
連続するコマンドレスポンス対の複数のコマンドデータを一括して処理しなければならないとカードに連絡するために,カードの外部世界によって使用される手段。
3.14 状況依存クラス(context-specific class)
先頭バイトの値又は1バイトのときは,その値が“80”〜“BF”のタグのクラス。 このクラスのタグは用いられるデータオブジェクトに応じて,各タグのもつ意味付けが異なる。

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