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JIS R3651:1997 pdfダウンロード

JIS 10-02
JIS R3651:1997 pdfダウンロード

JIS R3651:1997 pdfダウンロード。化学分析用ガラス器具の 共通球面すり接手 Interchangeable spherical ground glass joints
1. 適用範囲
この規格は,化学分析用ガラス器具の共通球面すり接手(以下,共通球面すり接手という。)について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS B 0601 表面粗さ−定義及び表示
JIS B 0651 触針式表面粗さ測定器
JIS B 1501 玉軸受用鋼球
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7507 ノギス
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 641 : 1975 Laboratory glassware−Interchangeable spherical ground joints
2. 品質 共通球面すり接手の品質は,JIS R 3503の規定による。
3. 気密性 共通球面すり接手の気密性は,6.4の試験を行い,漏れによる圧力増加が,1分間で次の数値を超えてはならない。
S7〜S13 0.93kPa,S19以上のもの1.99kPa
4. 表面粗さ
共通球面すり接手の球面部分の表面粗さは,JIS B 0601の2.(1)(表面粗さ)で定義する算術平均粗さ (Ra) として1μmを超えてはならず,0.5μm未満であることが望ましい。
5. 記号,形状及び寸法
共通球面すり接手の記号,形状及び寸法は,表1のとおりとする。
6. 試験
6.1 寸法測定 共通球面すり接手の寸法は,JIS B 7502に規定するマイクロメータ若しくはJIS B 7507に規定するノギス又はこれらと同等の測定器具を用いて測定する。
6.2 球面試験 球面試験は,次のとおり行う。
(1) めす形の球面試験は,表2に示すマスターゲージを用いて,これを共通球面接手のめす形にはめ合わせ,がたの有無を調べる。
(2) おす形の球面試験は,(1)の試験に適合しためす形をゲージとして用い,これを共通球面接手のおす形にはめ合わせ,がたの有無を調べる。
6.3 線膨張係数及びアルカリ溶出量 線膨張係数及びアルカリ溶出量の試験は,JIS R 3503の規定による。
6.4 気密試験
気密試験は,次のとおり行う。
(1) 装置 装置は,図1のとおり組み立て,コック及び試験品以外の接手部分にグリースを塗布する。
(2) 操作 試験に先立ち,装置自体の気密試験を行う。装置の気密試験は,まず水銀タンク⑰に試薬の水銀400〜500gを入れる。排気管⑪と真空ポンプを真空用ゴム管で気密に連結させる。切換コック⑨と排気用コック⑩は閉じ,コック⑬は開き,ポンプを始動させた後,排気用コック⑩を開く。装置内は徐々に減圧されて真空状態になり,水銀タンク⑰内の水銀はマノメーター⑫に上昇する。水銀柱の高さが約760mmに達したら,排気用コック⑩を閉じてポンプの作動を停止させる。約10分間放置し,水銀柱の降下がなければ,装置の気密試験は良好とみなす。試験終了後は,切換コック⑨をわずかに開き,装置内を大気圧にする。 球面すり接手の試験は,最初に試験品の共通球面すり接手の球面部分を適切な溶剤(例えば,シクロヘキサン)に浸した布でふいた後に溶剤に浸し,乾燥させる。 また,表面に付着した粒子は,柔らかいはけを用いて除去する。次に,試験品セット用接手(おす形)⑤を装置から外し,球面すり接手(おす形)②,球面すり接手(めす形)③,ゴム栓④,試験品セット用接手(おす形)⑤のように組み立て,装置の接手(めす形)⑥にセットする。リーク用コック⑦及び排気用コック⑩は閉じ,切換コック⑨及びコック⑬を開いてから,真空ポンプを作動させる。水銀柱の高さが約760mmに達したら,排気用コック⑩を閉じ,真空ポンプの作動を停止する。約1分経過後水銀柱に急激な変化がなければ試験を開始する。まずリーク用コック⑦をわずかに開き水銀柱を静かに降下させ,約380mmの高さでリーク用コック⑦を閉じる。ここで1分間放置し,そのときの水銀柱の位置をチェックする。その後1分間経過したときの水銀柱の高さを読み取り,その圧力増加を求める。次に切換コック⑨を閉じ,リーク用コック⑦を開いて装置の一部を大気圧に戻し,試験品を静かに41回転させ,前述の試験を繰り返す。

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