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JIS Q0030:1997 pdfダウンロード

JIS 10-02
JIS Q0030:1997 pdfダウンロード

JIS Q0030:1997 pdfダウンロード。標準物質−選択された用語及び定義 Reference materials-Selected terms and definitions
1 適用範囲
この規格は,製品情報シート,標準物質認証書及び対応する認証報告書において使用される用語に特に重点を置いて,標準物質に関して使用することが望ましい用語及び定義を推奨する。 注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO Guide 30:2015,Reference materials−Selected terms and definitions(IDT) なお,対応の程度を表す記号“IDT”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“一致している”ことを示す。
2 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
2.1 物質に関する用語
2.1.1 標準物質(reference material) RM 一つ以上の規定特性について,十分均質かつ安定であり,測定プロセスでの使用目的に適するよう作製された物質。
注記1 “標準物質”は,総称的な用語である。 注記2 特性には,定量的なもの又は定性的なもの,例えば,物質(substance)又は種の同定がある。 注記3 使用目的には,測定系の校正,測定手順の評価,他の物質(materials)への値の付与,及び品質管理(quality control)を含んでいる。
注記4 ISO/IEC Guide 99:2007 [1]では,類似した定義をしている(5.13参照)が,“測定(measurement)”という用語を,定量値に適用するよう限定している。しかしながら,ISO/IEC Guide 99:2007の5.13の注記3では,特に名義的性質(nominal properties)と呼ばれる,定性的な性質の概念も含むとしている。
2.1.2 認証標準物質(certified reference material) CRM 一つ以上の規定特性について,計量学的に妥当な手順によって値付けされ,規定特性の値及びそれに付随する不確かさ,並びに計量トレーサビリティを記載した標準物質認証書が付いている標準物質。
注記1 値の概念には,同定又は序列(sequence)などの名義的性質又は定性的な属性(attributes)が含まれる。このような属性に対する不確かさは,確率又は信頼の水準として表してもよい。
注記2 標準物質の生産及び認証のための計量学的に妥当な手順は,特に,JIS Q 17034 [2]及びJIS Q 0035 [3]に記載がある。
注記3 JIS Q 0031 [4]は,標準物質認証書の概念に関する指針を示している。
注記4 ISO/IEC Guide 99:2007 [1]に,類似の定義(5.14)がある。
2.1.3 候補標準物質(candidate reference material) 標準物質として生産されるように意図された物質。
注記1 候補標準物質とは,まだ測定プロセスにおける使用に適していることを確実にするための値付け及び試験がなされていないものである。標準物質となるには,候補標準物質を,一つ以上の規定特性に関して,十分に均質かつ安定であるかどうか,また,それらの特性を対象とする測定及び試験方法の開発において,使用目的に適しているかどうかを判断するために調査する必要がある。
注記2 候補標準物質は,対象特性に関しては候補標準物質であるが,他の特性に関しては標準物質であることがある。
2.1.4 マトリックス標準物質(matrix reference material) 組成標準物質 実試料の特質をもつ標準物質。
例 土壌,飲料水,金属合金,血液。
注記1 マトリックス標準物質は,生物学的,環境的又は工業的な供給源から直接入手してもよい。
注記2 マトリックス標準物質は,目的成分を既存の物質へ添加することでも作製してよい。 注記3 純溶媒に溶解した化学物質は,マトリックス物質ではない。 注記4 マトリックス物質は,同一又は類似のマトリックスの実試料の分析と併せて使用するように意図されている。

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