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JIS M8301:1997 pdfダウンロード

JIS 10-02
JIS M8301:1997 pdfダウンロード

JIS M8301:1997 pdfダウンロード。チタン鉱石の分析方法通則 General rule for chemical analysis of titanium ores
1. 適用範囲
この規格は,チタン鉱石の定量方法の一般事項について規定する。 なお,この規格におけるチタン鉱石とは,イルメナイト,含チタン磁鉄鉱,ルチルなどのチタン原料鉱石をさす。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0116 発光分光分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS M 8101 非鉄金属鉱石のサンプリング,試料調製及び水分決定方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8402 分析・試験の許容差通則
2. 用語の定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 0050及び
JIS Z 8402によるほか,次による。
(1) 成分試験試料 所定の試料調製を完了し,化学成分分析を行うことができる試料。
(2) 分析試料 化学分析を行うために,成分試験試料からはかり取った試料。
(3) 室内再現条件 同一試験室で,同一成分試験試料の測定において,人,日時,装置の一部,又はすべてが異なっている測定条件。
(4) 室内再現許容差 室内再現条件による許容差。
(5) 室間再現許容差 同一成分試験試料の測定において,試験室,人,日時,装置のすべてが異なっている測定条件(室間再現条件)による許容差。略して室間許容差ということがある。
3. 一般事項 分析に共通の一般事項は,JIS K 0050,JIS K 0115,JIS K 0116及びJIS K 0121による。
4. 分析試料の取り方及び取扱い方
4.1 分析用試料の採取及び成分試験試料の調製
分析用試料の摂取は,JIS M 8101による。成分試験試料の調製は,JIS M 8101によって得られた成分試験試料(150μm以下)から必要量をはかり取り,乳鉢又は振動ミルを用いて75μm以下に粉砕して調製する。ただし,粉砕粒度は75μm以下となる条件を前もって求め,その条件で粉砕する。 4.2 分析試料のはかり方 分析試料のはかり方は,次による。
(1) 分析試料のはかり取りに際しては,成分試験試料をよくかき混ぜて平均組成を表すように注意し,異物が混入していないことを確かめなければならない。
(2) 成分試験試料の一部を105±5℃に調整されている空気浴に入れて乾燥し,2時間ごとに空気浴から取り出し,デシケーター中で常温まで放冷後,質量をはかる。ひょう量及び乾燥は,乾燥減量が2時間につき0.1% (m/m) 以下になるまで繰り返す。
(3) 分析試料のはかり取りは,化学はかりを用い,規定された量を0.1mgのけたまではかる。
5. 分析値のまとめ方
5.1 分析回数 分析は原則として同一成分試験試料について,室内再現条件で2回行う。
5.2 空試験 分析に当たっては,空試験を行い測定値を補正する。
5.3 分析値の表示
分析値は,質量百分率で表し,分析成分によって,次に規定する表示の最下位の次のけたまで算出し,JIS Z 8401によって丸める。
(1) 小数点以下第2位まで表示する成分 チタン,鉄,二酸化けい素,マンガン,カルシウム及びマグネシウム。
(2) 小数点以下第3位まで表示する成分 バナジウム及びクロム。

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