JIS A8701:1994 pdfダウンロード
JIS A8701:1994 pdfダウンロード。アスファルトフィニッシャの 仕様書様式及び性能試験方法 Standard form of specifications and testing methods of ashalt finishers
1. 適用範囲
この規格は,アスファルトフィニッシャの仕様書の様式(以下,仕様書の様式という。)及び記入要領とその性能試験方法について規定する。
なお,性能試験方法は,附属書に規定する。 備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS A 8915 土工機械の重心位置測定方法
JIS B 7505 ブルドン管圧力計
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7510 精密水準器
JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
JIS C 1502 普通騒音計
JIS C 1505 精密騒音計
JIS D 0006 建設機械用ディーゼルエンジンの仕様書様式及び性能試験方法
JIS D 1001 自動車用エンジン出力試験方法
JIS D 5301 自動車用鉛蓄電池
JIS D 8201 自動車用タイヤゲージ
JIS K 2204 軽油
JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法 JIS Z 8705 ガラス製温度計による温度測定方法 JIS Z 8731 騒音レベル測定方法
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
(1) 標準舗装幅 エクステンション着脱式スクリードでは,エクステンションを取り外した状態における幅。伸縮スクリードでは,スクリードを最も縮めた状態における幅。
(2) スクリード装置標準状態 スクリード装置が標準舗装幅で作業可能な状態。
(3) スクリード装置移動状態 フィニッシャを走行させるため,標準状態のスクリード装置を十分上昇させた状態。
3. 仕様書の様式 仕様書の様式は,次のとおりとする。
(1) 仕様書は,付表1の様式による。
(2) 仕様書は,アスファルトフィニッシャの性能及び諸元の概略を示すもので,記入の際は,目的に応じ項目を適当に選ぶことがでる。 なお,各部の構造,材料,試験方法なども必要に応じて付記する。
(3) 必要に応じて,全体図などの図面を添付する。 4. 仕様書の記入要領 仕様書の記入順序及び記入要領は,次による。
(1) 車両形式名称 アスファルトフィニッシャの呼び方に用い,製造業者名略称,呼び名及び種類の順序に記入する。
(2) 製造業者名 製造業者名を記入する。 (3) 質量 質量は,機械質量及び運転質量とし,次の事項を測定する。
(a) 機械質量 燃料,潤滑油,作動油及び冷却水を規定量とし,タイヤ空気圧は規定された圧力とする。スクリード装置はエクステンションを取り付けた状態で,携行工具その他の附属品を装備した質量。
(b) 運転質量 機械質量に乗車定員(1名当たり75kg)を加えた質量。
(4) エンジン出力 アスファルトフィニッシャに装着する状態におけるエンジンの定格出力を,JIS D 1001又はJIS D 0006によって記入する。
(5) 性能 性能は,舗装幅,舗装厚さ,走行速度,最小回転半径及び登坂能力とし,次の事項を記入する。
(a) 舗装幅 アスファルト混合物を連続して敷きならしができる標準舗装幅と最大舗装幅。
(b) 舗装厚さ アスファルト混合物を連続して敷きならしができる最小舗装厚さと最大舗装厚さを記入し,そのときの作業速度の範囲,舗装幅を併記する。
(c) 走行速度 エンジンの定格回転速度における作業時と移動時の各速度段の前進及び後進における走行速度。 なお,油圧駆動式の場合は,走行速度の範囲。
(d) 最小回転半径 最小の回転を行ったときの車体最外側部及びクローラ外側の軌跡の半径又は外側前輪タイヤ中心の軌跡の半径。
(e) 登坂能力 作業時と移動時に,連続して登坂することができる坂路の傾斜角度。
(6) 寸法 寸法は,全長,全幅,全高,クローラ中心距離,接地長さ,シュー幅,軸距,輪距及び接地圧又は線圧とし,次の事項を記入する。
(a) 全長 スクリード装置を地面に下ろした状態でアスファルトフィニッシャ全体の最大長さ。
(b) 全幅 標準舗装幅での作業時の最大幅及び輸送時の最大幅。
(c) 全高 クローラ下面又はタイヤ接地面から最高部までの高さ。
(d) クローラ中心距離 左右クローラの中心距離(クローラ式だけ)。
(e) 接地長さ 規定数のシューからなるクローラを装着したときの起動輪及び遊動輪の中心間の水平距離(クローラ式だけ)。
(f) シュー幅 シューの幅(クローラ式だけ)。
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