JIS A4902:1994 pdfダウンロード
JIS A4902:1994 pdfダウンロード。耐食耐熱超合金,ニッケル及びニッケル合金− 板及び帯 Corrosion-resistant and heat-resistant superalloy, nickel and nickel alloy- Plate, sheet and strip
1 適用範囲
この規格は,熱間圧延又は冷間圧延した耐食耐熱超合金,ニッケル及びニッケル合金の板(以下,板という。)及び帯(以下,帯という。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 0551 鋼−結晶粒度の顕微鏡試験方法
JIS G 0567 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法
JIS G 0802 ステンレス鋼板の超音波探傷検査方法 JIS H 1270 ニッケル及びニッケル合金−分析用試料採取方法及び分析方法通則
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2243-1 ブリネル硬さ試験−第1部:試験方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
JIS Z 2343-1 非破壊試験−浸透探傷試験−第1部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類
3 種類の記号
板及び帯の種類は27種類とし,その分類及び種類の記号は,表1による。
4 製造方法 製造方法は,次による。
a) 板及び帯は,熱間圧延又は冷間圧延後,熱処理を行い,酸洗又はこれに準じる処理を行う。その後,必要に応じて適切な矯正,研磨,調質圧延,又はこれらの組合せによる処理を行ってもよい。ただし,受渡当事者間の協定によって,熱間圧延後の熱処理を省略してもよい。この場合,“AR”の記号を表示する。また,光輝熱処理を行った場合,又は受渡当事者間の協定がある場合,酸洗などの処理を省略してもよい。 なお,熱処理の状態を表す記号は,表2による。代表的な熱処理条件の例を,参考として附属書Aに示す。
b) NCF601,NCF625,NCF718,NCF750,NCF751,NCF80A及びNW5500の熱処理については,注文者は,表2に示す熱処理の状態を表す記号を指定し,さらに,本体又は試験片のいずれに熱処理を行うかを指示する。
5 化学成分 5.1 溶湯成分値 板及び帯は,12.1の試験を行い,その溶湯成分値は,表3による。
5.2 製品分析値 板及び帯の製品分析値は,注文者の要求がある場合に,12.1の試験を行い,その許容変動値は,受渡当事者間の協定による。
6 機械的性質
6.1 熱処理を行った板及び帯 熱処理を行った板及び帯は,12.2の試験を行い,その機械的性質は,表4及び表5による。ただし,次の場合,機械的性質の規定の要否及びその規定値は,受渡当事者間の協定による。
a) 適用厚さの範囲外の場合。
b) 表4及び表5に示す熱処理以外の熱処理を行った場合。
6.2 熱間加工後の熱処理を省略した板及び帯 熱間加工後の熱処理を省略した板及び帯の場合,機械的性質の規定の要否及びその規定値は,受渡当事者間の協定による。 注記 この規格では,製造業者の出荷後の製品に熱処理を行った場合の機械的性質は,規定していない。
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