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JIS A4303:1994 pdfダウンロード

JIS 10-06
JIS A4303:1994 pdfダウンロード

JIS A4303:1994 pdfダウンロード。排煙設備の検査標準 Inspection standard of smoke exhaust equipment
1. 適用範囲
この規格は,建築物に設置した排煙設備の性能について検査するための検査項目,検査器具,検査方法及び判定基準について規定する。 備考1. この規格の引用規格を,次に示す。 JIS A 1311 建築用防火戸の防火試験方法 JIS B 8330 送風機の試験及び検査方法 JIS C 1102 指示電気計器 JIS C 1302 絶縁抵抗計 JIS K 1501 メタノール
2. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考値である。
3. 数値の換算 従来単位の試験機又は計測器を用いて試験する場合の国際単位系 (SI) による数値への換算は,次による。 1kgf=9.80N 1kgf/m2=9.80Pa 2. 検査項目 検査項目は,次のとおりとする。
(1) しゅん(竣)工検査 しゅん工検査では,4.に規定する全項目について検査する。 (2) 定期検査 保守管理のための定期検査では,4.3.2の運転試験を除く,4.に規定する全項目について検査する。 3. 検査器具 検査器具は,次のとおりとする。
(1) 電気系統の検査には,JIS C 1302に規定する500V,100MΩ絶縁抵抗計及びJIS C 1102に規定する2.5級以上の精度をもつ電流計及び電圧計を用いる。 (2) 排煙口(又は給気口)の開放装置の操作力を測る計器は,計量法で規定されたばねばかり又はこれと同等以上の精度をもつものを用いる。
4. 検査方法及び判定基準
4.1 書類による予備検査 書類による予備検査は,必要な書類(1)によって,あらかじめ次の各項の検査を行うものとする。 注(1) ここでいう必要書類とは,下記の内容を記載したものとする。
(1) 建物の用途及び規模がわかるもの。
(2) 排煙設備,機器の形式,容量及び出力がわかるもの。
(3) 建物の平面及び立断面がわかるもの。
(4) 排煙計画がわかるもの。
(5) 排煙設備の系統(風道・制御用配線・動力配線)がわかるもの。
(6) 平面図上で,次の事項がわかるもの。
(a) 防火区画及び防煙区画(天井内の区画も記してあること。)
(b) 排煙風道の経路及び寸法,排煙口の位置,排煙風量,防火ダンパーの位置及び寸法,消防法によって設置されたものを含めた煙感知器の位置及びその構成区画,煙感知器からの防火戸,空調,排煙,エレベータ及びその他諸設備への指令,又は制御系統
(7) 排煙機の設置室の平面及び立断面(排煙諸設備を含めたもの。)がわかるもの。
(8) その他必要書類
(a) 確認申請書一式 (b) 空調,換気及び消火設備図面
(c) 予備電源関係書類
(d) 危険物使用の届出書
(9) 次の仕様がわかる書類及び図面
(a) 排煙口〔構造,材質,作動方法及び取付方法[ダクトからの接合部のフランジ,はぜなどの詳細図(参考図1参照)],空気漏えい量〕
(b) 防煙壁(構造,材質,作動方法及び取付方法)
(c) 排煙風道(構造,材質,断熱方法及び材質)
(d) 防火ダンパー〔構造,材質,作動方法,点検口,空気漏えい量及び取付方法[特に火災に際し,ダクトが脱落・落下しても防火ダンパーが確実に旧状を保つことがわかる詳細図(参考図2参照)]〕
(e) 排煙機(構造,材質,設置方法及び性能)
(f) 中央管理室(制御及び監視方法) (10) 計算書 各排煙口及びその風量の算定,風道の寸法及び長さ,排煙機の選定(最大排煙風量・最大必要圧力・最大必要動力・排煙風量・風道)に必要な計算書。
4.1.1 排煙口 排煙口は,次のとおりとする。
(1) 材質は不燃材料であり,しゅう動部は火災時の熱による変形又は脱落,日常のさび,じんあいなどによって作動を阻害されない構造であること。
(2) 同一ダクト系統に設けてあるもので2番目以降の排煙口の開放に当たり,支障がなく,排煙運転中の気流によって各部が振動などによる障害を生じないものであること。
(3) 排煙口周辺及び風道との接続部において,空気漏えいによって排煙性能の低下が生じるおそれがない構造及び取付方法であること。

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