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JIS M8217:1994 pdfダウンロード

JIS 10-07
JIS M8217:1994 pdfダウンロード

JIS M8217:1994 pdfダウンロード。鉄鉱石−硫黄定量方法− 第2部:熱分解−よう素酸カリウム滴定法 Iron ores-Determination of sulfur- Part 2: Potassium iodate titration method after pyrolysis
1 適用範囲
この規格は,鉄鉱石中の硫黄定量方法のうち,熱分解−よう素酸カリウム滴定法について規定する。
この方法は,鉄鉱石中の硫黄含有率(質量分率)0.002 %以上1.0 %以下の定量に適用する。
注記1 JIS M 8217の規格群の定量範囲を表1に示す。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。 ISO 4689-2:2017,Iron ores−Determination of sulfur content−Part 2: Combustion/titration method(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 1107 窒素 J
JIS M 8202 鉄鉱石−分析方法通則
JIS R 1306 化学分析用磁器燃焼ボート
3 一般事項 定量方法に共通な一般事項は,JIS M 8202による。
4 要旨 試料を酸化タングステン(VI)と混合し,窒素を流しながら1 200 ℃で加熱分解して,硫黄を二酸化硫黄に変換させる。これを塩酸を含むよう化カリウム溶液に吸収させ,でんぷんを指示薬として,よう素酸カリウム溶液で滴定する。
5 試薬 試薬は,次による。
5.1 窒素 窒素は,JIS K 1107の1級の品質に適合したもの。
5.2 不活性セラミックス(粘土焼結粒子) 使用する装置に適した粒径のもの。例えば,粒径0.5 mm〜2 mmのもので,水酸化ナトリウムを浸透させたもの。
5.3 過塩素酸マグネシウム[Mg(ClO4)2] 使用する装置に適した粒径のもの。例えば,粒径0.5 mm〜2 mmのもの。
5.4 塩化すず(II)二水和物 使用する装置に適した粒径のもの。例えば,粒径0.5 mm〜2 mmのもの。
5.5 酸化タングステン(VI)(WO3) 純度(質量分率)99.9 %以上の粉末状のもの。
5.6 吸収液 塩酸(1.5+98.5)80 mL,よう化カリウム溶液(30 g/L)1 mL及びでんぷん溶液(20 g/L)1 mLを混合する。でんぷん溶液(20 g/L)は,次によって調製する。 でんぷん(溶性)2 gをはかりとってビーカー(200 mL)に移し入れ,水約10 mLを加えてかき混ぜながら熱水約50 mL中に入れて溶かす。これを約1分間煮沸した後に冷却し,水で100 mLとする。
この溶液は,使用の都度調製する。
5.7 0.001 040 mol/Lよう素酸カリウム溶液 あらかじめ130 ℃で約2時間乾燥したよう素酸カリウム0.222 5 gを0.1 mgの桁まで正確にはかりとって水で溶解した後,溶液を1 000 mLの全量フラスコに水を用いて移し入れ,水で標線までうすめる。この溶液1 mLは,理論上硫黄0.000 1 gに相当する。
この溶液1 mLに相当する硫黄の質量は,試料と組成の類似する硫黄含有率が既知の鉄鉱石認証標準物質(5.8)を用いて箇条8のa)〜d)の手順に従って操作し,0.001 040 mol/Lよう素酸カリウム溶液(5.7)の使用量を求め,合わせて箇条9の空試験を実施して,次の計算式によって算出する

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