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JIS K6852:1994 pdfダウンロード

JIS 10-07
JIS K6852:1994 pdfダウンロード

JIS K6852:1994 pdfダウンロード。接着剤の圧縮せん断接着強さ 試験方法 Testing methods for shear strength of adhesive bonds by compression loading
1. 適用範囲
この規格は,接着剤の接着強さを圧縮せん断荷重によって測定する方法について規定する。
備考1. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS K 6800 接着剤・接着用語
JIS K 6848 接着剤の接着強さ試験方法通則
JIS K 6900 プラスチック−用語
JIS K 8703 試験場所の標準状態
2. この規格の対応国際規格を,次に示す。
ISO 6238 : 1987 Adhesives−Wood-to-wood adhesive bonds−Determination of shear strength by com-pression loading
3. この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって参考値である。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 6800及び
JIS K 6900による。
3. 試験の一般条件
3.1 試験室の標準状態 試験室の標準状態は,JIS K 6848の3.1(試験室の状態)による。
なお,木材及び木質材料の場合は,JIS Z 8703の標準温度状態5級 (20±5℃) 及び標準湿度状態20級 [(65±20)%] を適用してもよい。この場合,試験成績には適用した試験室の温度及び湿度を記録しなければならない。
3.2 接着剤の状態調節及び試験値の丸め方 接着剤の状態調節及び試験値の丸め方は,JIS K 6848の3.2(接着剤の状態調節)及び
3.3(試験値の丸め方)による。
4. 接着剤の採取方法及び取扱方法 接着剤の採取方法及び取扱方法は,JIS K 6848の4.(接着剤の採り方及び取扱い方)による。
5. 試験機 試験機は,破壊荷重が圧縮試験機の容表の15〜85%に当たるもので,その標準荷重に対し許容差±1%のものを用いる。荷重速度は毎分9.8kN{1 000kgf}以下,又はクロスヘッドの移動速度を毎分0.5〜3.0mmに調整する。
6. 試験片
6.1 被着材の種類 被着材の種類は,JIS K 6848の5.(被着材及びその表面処理)に規定する金属,プラスチック,強化プラスチック,木材及び木質材料の厚板とする。
6.2 被着材の表面処理 被着材の表面処理は,JIS K 6848の5.による。
6.3 試験片の作製
(1) 厚さ5〜15mmの被着材の接着しようとする面を平滑に仕上げ,木材の場合にはその主繊維方向は試験片の材軸と平行にする。
(2) 接着剤は,変動の最も少ない最適接着が得られるよう製造業者の指示によって取り扱うものとする。当事者間で合意した場合には,他の条件を使用してもよい。
(3) 試験片は,接着した試験体から切り取って,図1の形状及び寸法に仕上げる。 なお,接着面の周辺は,接着剤の盛り上がりがないようにする
6.4 試験片の数 試験片の数は,7.に示す1種類の試験について5個以上,木材及び木質材料の場合には,少なくとも3枚の試験体から合計12個以上とする。このとき,個々の試験片の接着面の寸法を0.25mmの精度で測定しておく。
7. 試験の種類 試験片は,以下に示すどの試験を行うかによって,次の処理を行った後,圧縮せん断試験に供する。
(1) 常態試験 試験片を3.1の試験室に48時間状態調節した後,そのままの条件で試験する。
(2) 耐水試験 試験片を30±1℃の水中に3時間浸せきした後,20±1℃の水中に10分間浸し,ぬれたままの状態で試験する。
(3) 耐温水試験 試験片を60±3℃の水中に3時間浸せきした後,室温の水中に冷めるまで浸し,ぬれたままの状態で試験する。
(4) 煮沸繰返し試験 試験片を沸騰水中に4時間浸せきした後,60±3℃の空気中で20時間乾燥し,再び沸騰水中に4時間浸せきする。この処理後,室温の水中に冷めるまで浸し,ぬれたままの状態で試験する。

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