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JIS K8390:1992 pdfダウンロード

JIS 10-08
JIS K8390:1992 pdfダウンロード

JIS K8390:1992 pdfダウンロード。サリチルアルデヒド(試薬) Salicylaldehyde(Reagent)
1 適用範囲
この規格は,試薬として用いるサリチルアルデヒド1) について規定する。 注1) 化学名:2-ヒドロキシベンズアルデヒド 警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,MSDS(化学物質等安全データシート)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0061 化学製品の密度及び比重測定方法
JIS K 0062 化学製品の屈折率測定方法
JIS K 0068 化学製品の水分測定方法
JIS K 0114 ガスクロマトグラフ分析通則
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
3 種類 種類は,特級とする。
4 性質
4.1 性状 サリチルアルデヒドは,無色からうすい黄色の油状の液体で,時間の経過とともに着色することがある。エタノール及びジエチルエーテルに極めて溶けやすく,水にやや溶けにくい。沸点は約196 ℃である。
4.2 定性方法 試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると,波数1 664 cm−1,1 620 cm−1,1 581 cm−1,1 459 cm−1,1 386 cm−1,1 277 cm−1,1 200 cm−1,1 150 cm−1,883 cm−1,762 cm−1,714 cm−1及び666 cm−1付近に主な吸収ピークを認める。この場合,試料調製はJIS K 0117の5.4(液体)a)(液膜法)による。窓板に臭化カリウムを用いたときの赤外吸収スペクトルの例を図1に示す。
5 品質 品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない
6 試験方法
6.1 一般事項 試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
6.2 純度(C7H6O2)(GC) 純度(C7H6O2)(GC)の試験方法は,次による。
a) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) ガスクロマトグラフ JIS K 0114に規定するもの。
2) マイクロシリンジ又は試料導入装置 少量の定容量の測定溶液をガスクロマトグラフのカラムに導入するマイクロシリンジ又は装置。
b) 分析条件 分析条件は,次による。 なお,別の分析条件でも同等の試験結果が得られることが確認されている場合には,その条件を用いてもよい。
1) 検出器の種類 水素炎イオン化検出器
2) 固定相液体名 フェニルメチルシリコーン
3) 固定相液体の膜厚 1.5 μm
4) カラム用キャピラリーの材質,内径及び長さ 石英ガラス,0.53 mm,30 m
5) 設定温度 カラム槽:100 ℃で5分間保持した後,毎分10 ℃の割合で220 ℃まで昇温して,3分
間保持する。

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