JIS K8249:1992 pdfダウンロード
JIS K8249:1992 pdfダウンロード。過よう素酸カリウム(試薬) Potassium periodate (Reagent)
1 適用範囲
この規格は,試薬として用いる過よう素酸カリウム1) について規定する。
注1) 別名:メタ過よう素酸カリウム 警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。この規格は,その使用に関連して起こるすべての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。この規格の利用者は,MSDS(化学物質等安全データシート)などを参考にして各自の責任において安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。
2 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0121 原子吸光分析通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8107 エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム二水和物(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8160 塩化マンガン(Ⅱ)四水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8201 塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
JIS K 8202 塩化1,10-フェナントロリニウム一水和物
3 種類 種類は,特級とする。
4 性質
4.1 性状 過よう素酸カリウムは,白い結晶又は結晶性粉末で,水に溶けにくく,エタノールにほとんど溶けない。
4.2 定性方法 定性方法は,次による。
a) 試料0.1 gに水100 mlを加えて溶かす(A液)。A液5 mlに硝酸銀溶液(20 g/l)1滴を加えると,黒褐色の沈殿が生じる。A液5 mlに塩化ヒドロキシルアンモニウム溶液(100 g/l)1滴を加えて加熱すると,よう素を遊離する。
b) 炎色試験は,直径約0.8 mmの白金線を先端から約30 mmまで塩酸(1+1)に浸し,炎の長さ約120 mm,内炎の長さ約30 mm程度としたガスバーナーの無色炎中に,内炎の最上部から約10 mmの位置に水平に入れた後,放冷する。この操作を炎に色が現れなくなるまで繰り返す。次に,試料0.1 gに水10 mlを加えて加熱して溶かす。この液に白金線の先端約5 mmを浸し,ガスバーナーの無色炎中に入れ,炎をコバルトガラスで透かして見るとき紫が現れる。
5 品質 品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
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