JIS C6183:1992 pdfダウンロード
JIS C6183:1992 pdfダウンロード。光スペクトラムアナライザ試験方法Test methods of fiber-optic spectrum analyzer
1.適用範囲
この規格は,光スペクトルのパワー分布を測定する光ファイバコネクタ用入力端子を備えた分散分光方式の光スペクトラムアナライザ(以下,光スペクトラムアナライザという。)の試験方法について規定する。備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS C 1003 ディジタル電圧計試験方法
JIS C 6182 レーザビーム用光パワーメータ試験方法
JIS C 6830 光ファイバコード
JIS C 6831 光ファイバ心線
JIS C 6835 石英系シングルモード光ファイバ素線
JIS Z 8103 計測用語
JIS Z 8120 光学用語
2.用講の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS Z 8103 及び
JIS Z 8120 によるほか,次による。
(1)光スペクトラムアナライザ 光ファイバコネクタ用の入力端子を持ち,入力端子に入射した光の時間平均されたスペクトルの波長(周波数)に対するパワー分布を測定し,画面に表示する機能を持つ光測定器。
(2)測定波長範囲 仕様に記載されている性能規格を満たす入射光の波長範囲。
(3)波長掃引幅 表示画面のフルスケールに表示される波長の範囲。
(4)スペクトル分解能 光を単色光成分に分解する分解能。輝線スペクトルを測定したとき,表示されるスペクトル半値幅(ピーク値より 3dB 下がった点の波長間隔)を分解能とする。
(5)パワーレベル 光スペクトラムアナライザの分解能当たりのパワーレベル。光スペクトラムアナライザの場合,設定分解能当たりのパワーレベルが測定され表示される。
(6)近傍ダイナミックレンジ 光スペクトラムアナライザで波長の近接した二つの光スペクトルのパワー比を測定するとき,検出可能な最大パワー比。
(7)高次(低次)光応答 回折格子を用いた光スペクトラムアナライザに現れる特有の応答で,波長λの光を測定したとき,mλ及びnλ(ただし,m,n は整数)の波長の所にあたかも信号光として観測される光出力。m=1 及び n=1 の 1 次光(基本光)に対し,m≧2 の光出力を高次光,n≧2 の光出力を低次光という。
(8)ゴースト及び迷光レベル 光スペクトラムアナライザに信号光を入射したときの信号光のスペクトル及びその高次(低次)光以外のスペクトルで,入力光による光スペクトラムアナライザの漏えい(洩)光成分。
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