JIS B0405:1991 pdfダウンロード
JIS B0405:1991 pdfダウンロード。普通公差−第1部: 個々に公差の指示がない長さ寸法 及び角度寸法に対する公差 General tolerances−Part 1 : Tolerances for linear and angular dimensions without individual tolerance indications
1. 適用範囲
この規格は,図面指示を簡単にすることを意図し,個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する四つの公差等級の普通公差 (general tolerance) について規定する。 備考1. 長さ寸法及び角度寸法に対する普通公差表示方式の背景にある概念は,附属書Aに述べる。 この規格は,金属の除去加工 (metal removal) 又は板金成形 (forming from sheet metal) によって製作した部品の寸法に適用する。
2. これらの公差は,金属以外の材料に適用してもよい。
3. 類似の規格があり,又は計画されている。例えば,鋳造品に対するJIS B 0403(鋳造品−寸法公差方式)参照。 参考 JIS B 0403-1987は,ISO 8062 : 1984 (Castings−System of dimensional tolerances) の国際一致規格である。 この規格は,個々に公差指示がない次の寸法にだけ適用する。
(a) 長さ寸法(例えば,外側寸法,内側寸法,段差寸法,直径,半径,間隔,かどの丸み及びかどの面取寸法)。
(b) 角度寸法[通常,図面に指示されない角度,例えば,JIS B 0419が引用されていない直角 (90°),又は正多角形の角度を含む。]。
(c) 組立品を機械加工して得られる長さ寸法及び角度寸法。 この規格は,次の寸法には適用しない。
(a) 普通公差についての別の規格が適用される長さ寸法及び角度寸法。
(b) 括弧内に指示した参考寸法。
(c) 長方形の枠内に指示した理論的に正しい寸法。 2. 一般事項 公差等級を選ぶ場合,個々の工場で通常に得られる加工精度を考慮しなければならない。個々の形体 (feature) に対して,より小さな公差が要求される場合,又はより大きな公差が許容され,かつ,それがより経済的である場合には,そのような公差をその基準寸法に続けて個々に指示するのがよい。 長さ寸法及び角度寸法に対する普通公差は,4.及び5.に従って図面又は関連文書にこの規格が引用されるときに適用する。他の加工方法に対する普通公差が別の規格に規定されている場合には,図面又は関連文書にそれらを引用する。仕上げられていない表面と仕上げられた表面との間の寸法(例えば,鋳造品又は鍛造品の場合)に対して,個々に公差が直接指示されない場合には,問題とする二つの普通公差のうちの大きいほうを適用する。例えば,鋳造品に対しては,JIS B 0403を参照。
3. 引用規格 次に掲げる国際規格は,この規格に引用されたことにより,この規格の規定を構成する。出版の時点では,表示された版が有効である。すべての規格は,改正されるものであり,この規格に基づくことに合意した関係者は,次に列挙する規格の最新版を適用する可能性を調べることに努めるのがよい。IEC及びISOの会員は,現行の国際規格の登録簿を維持管理している。 ISO 2768-2 : 1989 General tolerances−Part 2: Geometrical tolerances for features without individual tolerance indications
備考 JIS B 0419-1991(普通公差−第2部:個々に公差の指示がない形体に対する幾何公差)がこの国際規格と一致している。 ISO 8015 : 1985 Technical drawings−Fundamental tolerancing principle
備考 JIS B 0024-1988(製図−公差表示方式の基本原則)がこの国際規格と一致している。
4. 普通公差
4.1 長さ寸法 長さ寸法に対する普通公差は,表1及び表2に示す許容差による。
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