JIS X0212:1990 pdfダウンロード
JIS X0212:1990 pdfダウンロード。情報交換用漢字符号−補助漢字 Code of the supplementary Japanese graphic character set for information interchange
1. 適用範囲 こ
の規格は,JIS X 0208で規定している“通常の国語の文章の表記に用いる図形文字の集合”に含まれていない図形文字を必要とする情報交換のために,JIS X 0208の補助として用いる図形文字の符号について,JIS X 0202に基づき規定する。 備考1. この規格は,情報交換用であり,内部処理符号については,規定しない。
2. この規格は,文字の符号を規定したもので,個々の文字の具体的字形設計などのことは,規定しない。
3. この規格の引用規格を,次に示す。
JIS X 0201 情報交換用符号
JIS X 0202 情報交換用符号の拡張法
JIS X 0208 情報交換用漢字符号
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次のとおりとする。
(1) 文字 情報の表現や制御などに用いる有限集合の要素。文字は,図形文字と制御文字に分類する。
(2) 図形文字 視覚的な図形によって表される文字。
備考 この規格では,図形文字のことを文字と略称することがある。
(3) ダイアクリティカルマーク 発音の変化を示す記号。
(4) 区 2バイト符号の中で,第1バイトによって区別される符号表上の位置の集合。
(5) 点 一つの区の中で,第2バイトによって区別される符号表上の位置。
(6) 字体 概念を点画などの要素を組み合わせて文字化するという処理を経て出現した文字の骨格表現。
(7) 字形 骨格表現である字体に適用された表示設計によって具体化した図形表現。
3. 図形文字
3.1 図形文字の種類 この規格で規定する図形文字の種類は,特殊文字,アルファベット及び漢字とする。
(1) 特殊文字 特殊文字は,記述記号2文字,単位記号1文字,一般記号7文字及びダイアクリティカルマーク11文字の計21文字とする。その名称は,附属書1による。
(2) アルファベット アルファベットは,ダイアクリティカルマーク付きギリシアアルファベット21文字,キリル系アルファベット26文字,ラテン系アルファベット27文字及びダイアクリティカルマーク付きラテンアルファベット171文字の計245文字とする。その名称は,附属書2による。
(3) 漢字 漢字の数は,5 801文字とする。漢字の配列は,附属書3による。
3.2 文字とビット組合せ この規格では,文字とそれに対応するビット組合せとの関係を表の形式を用いて示す。ただし,文字を可視的に表現するために採用した書体,字形,字形の基礎となる字体,文字の大きさなどを規定するものではない。
4. 符号
4.1 符号の単位 この規格で規定する符号の単位は,2バイトとする。各バイトは,JIS X 0201及びJIS X 0202による7単位又は8単位とする。先行のバイトを第1バイト,後続のバイトを第2バイトという。
4.2 符号の位置 7単位符号系は,各バイトともJIS X 0201で定める2/1〜7/14の94の符号の位置を使用する。8単位符号系は,各バイトともJIS X 0201で定める02/1〜07/14の94の符号の位置又は10/1〜15/14の94の符号の位置を使用する。
4.3 2バイト符号の指示及び呼び出し
4.3.1 7単位符号系における指示及び呼出し JIS X 0202で定める複数バイトで表現する図形文字集合の指示及び呼出しの方法を使用する。指示に当たっての終端文字は,4/4とする。
4.3.2 8単位符号系における指示及び呼出し JIS X 0202で定める複数バイトで表現する図形文字集合の指示及び呼出しの方法を使用する。指示に当たっての終端文字は,04/4とする。
4.4 図形文字符号表 図形文字符号表は,表1のとおりとする。各バイトのb7〜b1は,7単位符号又は8単位符号のb7〜b1に対応する。8単位符号では,b8はこの2バイト図形文字集合を指示した後の呼出し方で,0か1かが決まる。
4.5 区点番号 符号表上での各符号及び各文字の位置は,区点番号で示す。区の番号は1〜94,点の番号は1〜94とし,これをハイフンでつなぐ。
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