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JIS G1323:1989 pdfダウンロード

JIS 10-11
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JIS G1323:1989 pdfダウンロード。金属クロム分析方法Methods for Chemical Analysis of Chromium Metal
1.適用範囲
この規格は,金属クロム中のクロム,炭素,けい素,りん,硫黄,鉄及びアルミニウムの定量方法について規定する。
備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,従来単位によるものであって,参考として併記したものである。
引用規格:JIS G 1301 フェロアロイ分析方法の通則
JIS Z 2615 金属材料の炭素定量方法通則
JIS Z 2616 金属材料の硫黄定量方法通則2.一般事項 分析方法に共通な一般事項は,JIS G 1301(フェロアロイ分析方法の通則)による。
3.クロム定量方法
3.1定量方法 クロムの定量方法は,化学分析によらず,不純物を定量した後,その残部とする。
3.2計 算 試料中のクロム含有率を次の式によって算出し,小数点以下 3 けた目以下を切り捨てる。
4.炭素定量方法4.1定量方法の区分 炭素の定量方法は,次のいずれかによる。
(1)燃焼−中和滴定法 この方法は,炭素含有率 0.05wt%以上 0.1wt%未満の試料に適用する。
(2)燃焼−導電率法 この方法は,炭素含有率 0.001wt%以上の試料に適用する。
(3)燃焼−電量法 この方法は,炭素含有率 0.001wt%以上の試料に適用する。
(4)燃焼−赤外線吸収法 この方法は,炭素含有率 0.001wt%以上の試料に適用する。
4.2燃焼−中和滴定法
4.2.1要 旨 試料を酸素気流中で加熱し,炭素を十分に酸化して二酸化炭素とし,これを酸素と共にビュレットに捕集した後,一定量の水酸化ナトリウム標準溶液に導いて二酸化炭素を吸収させた後,過剰の水酸化ナトリウムを硫酸標準溶液で滴定する。
4.2.2試 薬 試薬は,JIS Z 2615(金属材料の炭素定量方法通則)の 6.4.2 による。
4.2.3器具及び材料 器具及び材料は,JIS Z 2615 の 5.による。
4.2.4装 置 装置は,JIS Z 2615 の 6.4.3 による。4.2.5試料はかり取り量及び助燃剤添加量 試料はかり取り量は,1.0g とする。助燃剤は,JIS Z 2615 の5.(13)に示したものから最も適したもの(1)を選び,試料はかり取り量及び燃焼装置に最も適した量を添加してよく混合するか,試料の上を覆う。
注(1)高純度の鉄,すず,タングステンなど。
4.2.6操 作4.2.6.1準備操作 準備操作は,JIS Z 2615 の 6.4.4 による。なお,管状電気抵抗加熱炉を用いる場合は,燃焼管内温度を 1 400〜1 450℃(2)に保つ。また,高周波誘導加熱炉を用いる場合は,高周波誘導加熱炉に関する条件(3)を設定する。
注(2)高温計の温度指示と燃焼管内温度との差に注意して補正する。
(3)高周波発振機の陽極電流及び格子電流など,使用する装置の仕様に応じて決められた条件のことである。
4.2.6.2定量操作 定量操作は,次のいずれかによって行う。
(1)管状電気抵抗加熱炉を用いる場合 JIS Z 2615 の 6.4.5 による。
(2)高周波誘導加熱炉を用いる場合 JIS Z 2615 の 6.4 の備考 2.による。
4.2.7空試験 空試験は,次のいずれかによって行う。
(1)管状電気抵抗加熱炉を用いる場合 JIS Z 2615 の 6.4.6 による。
(2)高周波誘導加熱炉を用いる場合 試料を入れないで,試料に添加した量と同量の助燃剤だけを入れたるつぼを用いて
4.2.6.2(2)の操作を行う。なお,高周波電流によって誘導電流を生じない助燃剤を用いる場合は,炭素含有率ができるだけ低く,炭素含有率既知の鉄などを 0.5〜1.0g 添加して行い,添加した鉄などの中に含まれる炭素量を補正して空試験値とする。

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