JIS K0701:1988 pdfダウンロード
JIS K0701:1988 pdfダウンロード。包装用シリカゲル乾燥剤 Silicagel Desiccants for Packaging
1. 適用範囲 この規格は,包装に用いるシリカゲル乾燥剤(以下,乾燥剤という。)について規定する。
引用規格: JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製化学用体積計 JIS Z 8801 標準ふるい
JIS Z 8802 pH測定方法 関連規格:JIS Z 8806 湿度測定方法
2. 種類及び記号
2.1 吸湿性による種類及び記号は表1による。
2.2 包装方式による種類及び記号は表2による。
3. 品質 品質は表3による。
4. 試験方法
4.1 吸湿性試験 試料をあらかじめ破砕してJIS Z 8801(標準ふるい)の規定による呼び寸法840以下を用いてふるい,よく混合して170〜190℃で約2時間加熱した後,A形の場合は,0.3〜0.5g,B形の場合には,0.2〜0.4gを手早く平形はかりびん(1)の底部全面に,なるべく均等の厚さにひろげ,直ちにふたをしてデシケータ中で室温まで冷却する。ついでこれをひょう量して,表1に示す相対湿度20,50及び90%を保持するため表4に定めるそれぞれの硫酸水溶液を入れたガラス密閉器(2)中に入れ,温度25±2.5℃に48時間保ったのち,これを取出し,直ちにふたをしてひょう量し,次の式により吸湿率を計算し,小数点以下1けたに丸める。
4.2 含水率試験 試料約5gをとり,平形はかりびんに入れたものを化学はかり(ひょう量100〜200g,感量1mg)で精ひょうしたのち,恒温乾燥器中で,170〜190℃で2時間以上乾燥し,デシケータ中で室温まで冷却したのち,ひょう量し,これを乾燥質量とする。
4.3 pH値試験 試料10±0.1gを300mlの硬質ガラス製ビーカにとり,蒸留水(3)200mlを加えて時計ざらで覆い,80±3℃で30分間で加温したのち,室温に冷却して上澄液を用いて,JIS Z 8802(pH測定方法)の規定によるpHメータ小数点以下1けたまで測定する。 注(3) 蒸留水は比抵抗が100 000Ω・cm以上のものを用いる。
4.4 比抵抗試験 試料10±0.1gを300mlの硬質ガラス製ビーカにとり,蒸留水(3)200mlを加えて時計ざらで覆い80±3℃で30分間加温したのち,その上澄液をとり温度25℃で交流高抵抗測定器を用いて比抵抗Ω・cmを測定する。
4.5 成分試験 試料をあらかじめ乳ばちで粉砕して,JIS Z 8801によって粒度88μm以下にし,約2gを良く混合し,JIS R 3503の規定による呼び40mm×20mmの平形はかりびんに入れ,平均に広げ,恒温乾燥器に入れ170〜190℃で約2時間加熱後,恒温乾燥器から取り出し,直ちにふたをしてデシケータ中で室温まで冷却する。冷却後,試料を白金るつぼに1.0〜1.1gをひょう量し,試料を水でうるおし,硫酸を数滴及びふっ化水素酸約20mlを加え,砂浴上で加熱して蒸発乾固した後,1000±50℃で約5分間加熱し,デシケータ中で放冷後質量を測定し,次式により算出する。
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