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JIS H1617:1988 pdfダウンロード

JIS 10-12
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JIS H1617:1988 pdfダウンロード。チタン及びチタン合金中の 炭素定量方法 Methods for determination of carbon in titanium and titanium alloys
1. 適用範囲
この規格は,チタン及びチタン合金中の炭素定量方法について規定する。 備考 この規格の引用規格を,次に示す。 JIS H 1611 チタン及びチタン合金中の分析方法通則
JIS Z 2615 金属材料の炭素定量方法通則
2. 一般事項 分析方法に共通な一般事項は,JIS H 1611,JIS Z 2615による。
3. 定量方法の区分 炭素の定量方法は,次のいずれかによる。
(1) 燃焼−硫酸滴定法 この方法は,炭素含有率0.005% (m/m) 以上0.2% (m/m) 以下の試料に適用する。
(2) 燃焼−導電率法 この方法は,炭素含有率0.002% (m/m) 以上0.2% (m/m) 以下の試料に適用する。
(3) 燃焼−電量法 この方法は,炭素含有率0.002% (m/m) 以上0.2% (m/m) 以下の試料に適用する。
(4) 燃焼−熱伝導度法 この方法は,炭素含有率0.002% (m/m) 以上0.2% (m/m) 以下の試料に適用する。
(5) 燃焼−赤外線吸収法(積分法) この方法は,炭素含有率0.002% (m/m) 以上0.2% (m/m) 以下の試料に適用する。
4. 燃焼−硫酸滴定法 4.1 要旨 試料を酸素気流中で加熱し,炭素を酸化して二酸化炭素とし,これを酸素と共にビュレットに捕集した後,一定量の水酸化ナトリウム溶液中に導いて,二酸化炭素を吸収させ,過剰の水酸化ナトリウムを硫酸標準溶液で滴定する。
4.2 装置 装置は,JIS Z 2615の5.(6)(a)の管状電気抵抗加熱炉とJIS Z 2615の6.4.3(1)(酸素精製部),(3)(燃料ガス精製部)及び(4)(二酸化炭素定量部)の装置とを接続して用いる。
4.3 器具,材料及び試薬 器具,材料及び試薬は,JIS Z 2615の5.(器具及び材料)及びJIS Z 2615の6.4.2(試薬)による。
4.4 試料はかり取り量 試料はかり取り量は2.0gとし,1mgのけたまではかる。
4.5 操作
4.5.1 準備操作 準備操作は,JIS Z 2615の6.4.4(予備操作)による。ただし,管状電気抵抗加熱炉の温度は1 400℃とする。 また,磁器燃焼ボートの空焼きは,1 400℃以上で2時間以上加熱する。
.5.2 定量操作 定量操作は,JIS Z 2615の6.4.5(定量操作)による。ただし,助燃剤として鉛1.0g及びすず1.0gを用いる(1)(2)。
注(1) 標準試料を用いて炭素を十分に酸化できることを確かめておけば,他の助燃剤を単独又は2, 3種類組み合わせて使用してもよい。
(2) 燃焼が容易な試料で,燃焼時に二酸化炭素吸収管の出口の酸素を,毎分約40mlに調節することが容易な場合には,捕集ビュレットを省略できる。
4.6 空試験 空試験は,JIS Z 2615の6.4.6(空試験)による。
4.7 計算 計算は,JIS Z 2615の6.4.7(計算)による。 5. 燃焼−導電率法 5.1 要旨 試料を酸素気流中で加熱し,炭素を酸化して二酸化炭素とし,一定量の水酸化ナトリウム溶液中に吸収させ,吸収前後の溶液の導電率の変化を測定する。
5.2 装置 装置は,JIS Z 2615の5.(6)(a)の管状電気抵抗加熱炉又はJIS Z 2615の5.(6)(b)の高周波誘導加熱炉とJIS Z 2615の6.6.3(1)(酸素精製部),(3)(燃焼ガス精製部)及び(4)(二酸化炭素定量部)の装置とを接続して用いる。
5.3 器具,材料及び試薬 器具,材料及び試薬は,JIS Z 2615の5.及びJIS Z 2615の6.6.2(試薬)による。
5.4 試料はかり取り量 試料はかり取り量は0.5gとし,1mgのけたまではかる。
5.5 操作
5.5.1 準備操作 準備操作は,JIS Z 2615の6.6.4(予備操作)による。ただし,管状電気抵抗加熱炉を用いる場合の温度及び磁器燃焼ボートの空焼き条件は,4.5.1による。 また,高周波誘導加熱炉を用いる場合の高周波磁器燃焼るつぼの空焼きは,1 400℃以上で2時間以上加熱する(3)。
注(3) 高周波磁器燃焼るつぼの空焼きは,定量操作で助燃剤として用いる金属と同じ金属の一定量を高周波磁器燃焼るつぼに入れ,これを高周波誘導加熱炉で一定時間加熱することで空焼きに代えることができる。 この場合るつぼに入れる金属の量及び加熱時間は,助燃剤として用いる金属の種類によって異なるので,あらかじめ最適条件を調べておく。
5.5.2 定量操作 定量操作は,JIS Z 2615の6.6.5(定量操作)による。ただし,助燃剤は管状電気抵抗加熱炉を用いる場合には,鉛0.5g及びすず0.5gを用い(1),高周波誘導加熱炉を用いる場合には,鉄1.0g及び銅1.0gを用いる(4)。
注(4) 助燃剤の種類及び量の最適条件は,装置によって異なる場合があるので,標準試料を用いて炭素を十分に酸化できることを確かめて最適条件を決定する。
5.6 空試験 空試験は,JIS Z 2615の6.6.6(空試験)による。
5.7 計算 計算は,JIS Z 2615の6.6.7(計算)による。

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