JIS G3251:1988 pdfダウンロード
JIS G3251:1988 pdfダウンロード。炭素鋼鍛鋼品用鋼片 Carbon Steel Blooms and Billets for Forgings
1. 適用範囲
この規格は,炭素鋼鍛鋼品の製造に使用される再鍛造用鋼片(以下,鋼片という。)について規定する。 引用規格:3ページに示す。
2. 種類の記号 鋼片の種類の記号は,表1による。
3. 化学成分
鋼片は,8.2の試験を行い,その溶鋼分析値は,表2による。
4. 形状,寸法及びその許容差
4.1 形状及び寸法 鋼片の形状及び寸法は,注文者の指定による。
4.2 形状及び寸法の許容差 鋼片は,8.3の試験を行い,その形状,寸法及び許容差は,表3による。
5. 外観 5.1 鋼片は,8.4の試験を行い,その外観は,使用上有害な割れ,きずなどがあってはならない。
5.2 きず取り基準及びきずの採用限度
5.2.1 きず取り 鋼片のきず取りは,滑らかに行い,その深さは,表面から呼称寸法の4%以下とする。ただし,最大深さは,20mmとする。 また,その幅の合計は,同一断面において周の31以下とする。ただし,寸法許容差内にあるきず取りは,きず取り跡とはみなさない。
5.2.2 残存きずの採用限度 鋼片の残存きずの採用限度は,受渡当事者間の協定による。
6. 健全性 鋼片は,注文者が要求する場合,8.5又は適当な方法によって超音波探傷試験を行い,その健全性は,使用上有害な欠陥があってはならない。
なお,鋼片の健全性の合否判定基準については,受渡当事者間の協定による。
7. 製造方法
7.1 鋼塊 鋼塊は,キルド鋼を使用し,有害なパイプ・偏析が除去されるように十分な切捨てを行う。
7.2 熱間加工 熱間加工は,鋼塊を鍛造するか,鍛造と圧延の組合せ又は圧延のいずれかによって行う。
7.3 鍛錬成形比(1) 鋼片の鋼塊からの鍛錬成形比は,鍛造による場合は,1.5S以上,鍛造と圧延の組合せ又は圧延による場合は,3S以上に相当する熱間加工を行う。
注(1) JIS G 0701(鋼材鍛錬作業の鍛錬成形比の表わし方)参照。
7.4 熱処理 鋼片は,熱間加工のままとし,熱処理は行わない。
8. 試験
8.1 試験場所 試験場所は,原則として当該製造所とする。 また,注文者の要求がある場合,製造業者は,その試験に注文者を立ち会わせる。
8.2 分析試験
8.2.1 分析試験の一般事項 分析試験の一般事項は,JIS G 0303(鋼材の検査通則)の3.による。
8.2.2 分析方法 分析方法は,次のいずれかによる。 JIS G 1211(鉄及び鋼中の炭素定量方法)
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