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JIS G3205:1988 pdfダウンロード

JIS 10-12
JIS G3205:1988 pdfダウンロード

JIS G3205:1988 pdfダウンロード。低温圧力容器用鍛鋼品 Carbon and Alloy Steel Forgings for Pressure Vessels for Low−Temperature Service
1. 適用範囲 この規格は,低温で使用される圧力容器及びその部品に用いる溶接性を考慮した炭素鋼及び合金鋼鍛鋼品(以下,鍛鋼品という。)について規定する。
備考 この規格の中で{ }を付けて示してある単位及び数値は,国際単位系 (SI) によるものであって,参考として併記したものである。 なお,この規格の中の従来単位及び数値は,昭和66年1月1日からSI単位及び数値に切り換える。
2. 種類の記号 鍛鋼品の種類の記号は,表1による。
3. 化学成分 鍛鋼品は,9.2の試験を行い,その化学成分は,次による。
(1) 鍛鋼品の化学成分は,溶鋼分析値とし表2による。
(2) 注文者の要求によって鍛鋼品の製品分析を行う場合には,その許容変動値は,JIS G 0321(鋼材の製品分析方法及びその許容変動値)の表1,表2又は表3のいずれかによる。
4. 機械的性質 鍛鋼品は,9.3の試験を行い,その降伏点又は耐力,引張強さ,伸び,絞り及びシャルピー吸収エネルギーは,表3-1又は表3-2による。
5. 形状,寸法及びその許容差 鍛鋼品は,9.4の試験を行い,その形状,寸法及び許容差は,受渡当事者間の協定による。
6. 外 観 鍛鋼品は,9.5の試験を行い,その外観は,仕上げ良好で,使用上有害な割れ,きずなどがあってはならない。
7. 健 全 性 鍛鋼品は,注文者が要求する場合,9.6又は適当な方法によって超音波探傷試験を行い,その健全性は,使用上有害な欠陥があってはならない。 なお,鍛鋼品の健全性の合否判定基準については,受渡当事者間の協定による。
8. 製造方法
8.1 製造方法の一般事項 製造方法の一般事項は,JIS G 0306(鍛鋼品の製造,試験及び検査の通則)の3.による。ただし,溶鋼の真空処理は,受渡当事者間の協定による。
8.2 熱 処 理 鍛鋼品の熱処理は,次による。
(1) 鍛鋼品は,予備熱処理を行う。この場合の熱処理は,鍛造後の再加熱前の過程で,オーステナイトが変態を終了するように冷却する。
(2) 鍛鋼品は,焼ならし,焼ならし焼戻し又は焼入焼戻しのいずれかの熱処理を行う。
焼戻しを行う場合,焼戻温度は590℃以上とし,その保持時間は,最大厚さに対し,25mmにつき30分以上の割合とする。
(3) 注文者が,応力除去などの熱処理を試験片について行うように指定した場合には,製造業者は,9.3によって供試材から試験片を切り出し,更に,注文者からの指示に従って熱処理を行わなければならない。この場合,注文者は,熱処理温度,保持時間,冷却速度,熱処理回数などの熱処理条件の詳細を指示するものとする。
8.3 溶接補修 検査によって検出された欠陥の補修は,JIS G 0306の3.4による。

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