JIS K7235:1986 pdfダウンロード
JIS K7235:1986 pdfダウンロード。溶剤希釈型エポキシ樹脂の 不揮発分試験方法 Testing Methods for Non−Volatile Matter in Solvent−Diluted Epoxide Resins
1. 適用範囲
この規格は,溶剤希釈型のエポキシ樹脂中の不揮発分を加熱減量法によって試験する方法について規定する。
引用規格: JIS K 7231 エポキシ樹脂及び硬化剤の試験方法通則 JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,次のとおりとする。
(1) 溶剤希釈型エポキシ樹脂
JIS K 7231(エポキシ樹脂及び硬化剤の試験方法通則)によって規定するエポキシ樹脂と1種又は2種以上の溶剤との均一な溶液。
(2) 不揮発分 試料を一定の条件で加熱した後の質量の,元の質量に対する百分率。
3. 試験方法
3.1 器具及び装置 器具及び装置は,次のとおりとする。
(1) 化学はかり 感量0.1mgのもの。
(2) 試料容器 JIS R 3503(化学分析用ガラス器具)に規定する平形はかり瓶60×30mmのもの。 備考 平形はかり瓶の代わりに同寸法のアルミニウムなどの金属皿を用いてもよい。
(3) デシケーター JIS R 3503に規定するもの。また,乾燥剤はシリカゲル又は塩化カルシウムとする。
(4) 乾燥機 熱風循環式恒温乾燥機で,40〜200℃で±2℃に制御できるもの。
備考 試料から引火性の蒸気が発生するので,強制排気又は防爆型が望ましい。
3.2 試験の手順 試験の手順は,次のとおりとする。
(1) 試料容器を試験する温度で恒量になるまで加熱し,デシケーター中で20〜40分間放冷した後,その質量を0.1mgまで量る (m1)。
(2) 試料を加熱後の質量が約1g残るよう,試料容器に手早く採って,その質量を0.1mgまで量る (m2)。
(3) 乾燥機の温度を所定の温度にセットし,試料容器に量り採った試料を乾燥機に入れ,所定時間加熱する(1)。
注(1) 所定の温度と時間とは,エポキシ樹脂の種類と溶剤組成とによって,最適測定条件が異なるので,当事者間で協議の上決定すること。
(4) デシケーターの中で20〜40分間放冷した後,その質量を0.1mgまで量る (m3)。
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