JIS K7215:1986 pdfダウンロード
JIS K7215:1986 pdfダウンロード。プラスチックのデュロメータ硬さ 試験方法 Testing Methods for Durometer Hardness of Plastics
1. 適用範囲
この規格は,プラスチックのデュロメータA硬さ及びD硬さを測定する方法について規定する。この場合,原則として,デュロメータ硬さの範囲は,A硬さ及びD硬さともおよそ20〜90とする。ただし,プラスチックフィルム,テープ及びフォームプラスチックには適用しない。
備考1. この方法によって得られた硬さは,押込み硬さの一種であって,試験荷重負荷時のくぼみ深さから求められるものである。したがって,デュロメータ硬さの数値は,同じ押込み硬さであっても試験荷重除去後の残留くぼみ深さから求められるJIS K 7202(プラスチックのロックウェル硬さ試験方法)に規定するロックウェル硬さの数値とは,常によい対応関係があるとは限らない。
2. この規格は,プラスチックを対象にしたものであるが,測定可能な硬さの場合には,エラストマーの硬さ試験に用いてもよい。
3. デュロメータ硬さ試験は,品質管理に用いるのが適している。
4. この規格の中で{ }を付けて示してある単位,数値及び計算式は,従来単位系によるものであって,参考として併記したものである。
引用規格: JIS A 5757 建築用シーリング材の用途別性能
JIS A 6021 屋根防水用塗膜材
JIS K 6718 メタクリル樹脂板
JIS K 6900 プラスチック用語
JIS K 7100 プラスチックの状態調節及び試験場所の標準状態
JIS K 7202 プラスチックのロックウェル硬さ試験方法
JIS Z 8103 計測用語
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 9041 測定値の処理方法 対応国際規格: ISO/DIS 868 Plastics and ebonite−Determination of indentation hardness by means of a durometer (Shore hardness)
関連規格:JIS Z 8203 国際単位系 (SI) 及びその使い方
2. 用語の意味 この規格で用いる主な用語の意味は,JIS K 6900(プラスチック用語)及びJIS Z 8103(計測用語)によるほか,次のとおりとする。
(1) デュロメータ硬さ 圧子を用いて,くぼみ深さに対応して変化する試験荷重を試料に負荷し,生じたくぼみ深さhから求めた値。 なお,圧子の種類,試験荷重及び硬さ算出式は,表による。
(2) デュロメータ デュロメータ硬さを測定する試験機。
(3) タイプ デュロメータは,圧子の種類及び試験荷重の組合せごとに固有の名称があり,その名称をタイプという。タイプの内容は表による。
(4) 加圧基準面 デュロメータ硬さを測定するとき,試料表面に押し付ける面。
(5) セルフレベリング性 ポリウレタンエラストマーを硬化させ板材を作る際,主剤及び硬化剤を混合し型枠に注入したとき,表面が自然に水平になるような性質。
備考 JIS A 5757(建築用シーリング材の用途別性能)に規定するセルフレベリングタイプの材料がもつ特性。
3. 試料の状態調節並びに試験温度及び湿度
3.1 試料の状態調節 試料は,原則として,試験前にJIS K 7100(プラスチックの状態調節及び試験場所の標準状態)の標準温度状態2級及び標準湿度状態2級(温度23±2℃及び相対湿度50±5%)において,88時間(1)以上,状態調節する。
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