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JIS B6203:1986 pdfダウンロード

JIS 10-15
JIS B6203:1986 pdfダウンロード

JIS B6203:1986 pdfダウンロード。ひざ形フライス盤−精度検査− 第2部:垂直主軸をもつ機械 Test conditions for milling machines with table of variable height- Testing of accuracy-Part 2 : Machines with vertical spindle
1 適用範囲
この規格は,JIS B 6191に基づいて,普通精度のはん(汎)用ひざ形立てフライス盤の静的精度及び工作精度の検査方法,並びにそれぞれの検査事項に対応する許容値について規定する。
この規格は,機械の精度検査だけを取り扱い,通常,精度検査の前に行う運転試験(振動,異常騒音,運動部品のスティックスリップなど)及び機械の特性試験(例えば,主軸回転速度,送り速度)には適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 1701-2 : 2004,Test conditions for milling machines with table of variable height−Testing of accuracy−Part 2 : Machines with vertical spindle (MOD) なお,対応の程度を表す記号(MOD)は,ISO/IEC Guide 21に基づき,修正していることを示す。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。 これらの引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)には適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0172 フライス用語
注記 対応国際規格:ISO 3855 : 1977,Milling cutters−Nomenclature (MOD)
JIS B 6191 : 1999 工作機械−静的精度試験方法及び工作精度試験方法通則
注記 対応国際規格:ISO 230-1 : 1996,Test code for machine tools−Part 1 : Geometric accuracy of machines operating under no-load or finishing conditions (MOD)
3 機械各部及び座標軸の名称並びに加工方法
3.1 機械各部及び座標軸の名称 機械各部及び座標軸の名称は,JIS B 0172及び表1による。
3.2 加工方法 フライス加工は,フライス工具と呼ばれる回転工具を使用して,材料を除去する加工方法で,幾つかの異なる方法がある。 フライス加工は,通常次の三つに分類される。
− 平フライス加工(図1参照)
− 正面フライス加工(図2参照)
− エンドミル加工(図3参照)
4 一般事項
4.1 測定単位 この規格では,すべての寸法及び許容値の単位は,ミリメートルで表す。角度は,度(°)で表し,角度の偏差及び許容値は,通常,長さの比(例えば,0.00x/1 000)で表すが,マイクロラジアン (μrad) 又は秒 (″) で表してもよい。ただし,マイクロラジアンと秒との間には,次の関係がある。 0.010/1 000=10×10-6=10 μrad≒2″
4.2 JIS B 6191の参照 この規格を適用するに当たっては,特に検査前の機械の据付け,主軸及びそれ以外の運動部品の暖機運転,測定方法並びに測定器の推奨精度については,JIS B 6191を参照する。 各検査事項の測定方法欄には,その検査に関係するJIS B 6191の参照箇条及び注意事項を示す。
4.3 検査の順序 この規格に示す検査の順序は,実際の検査の順序を決めるものではない。測定器の取付け及び検査が容易になるようにするために,検査は,どのような順序で行ってもよい。
4.4 実施する検査 機械を検査するときは,必ずしもこの規格に示したすべての検査を行う必要はない。この検査が受渡しのために必要なとき,使用者は,製造業者との協定に基づいて関心のある機械の構成要素及び/又は特性に関係する検査事項を選択してよい。検査事項は,機械を発注するときに明確にしなければならない。
4.5 測定器 この規格の箇条5及び箇条6の測定器欄に示す測定器は,例としてだけ示したものである。同じ量が測定でき,少なくとも同じ精度をもつ他の測定器を使用してよい。ダイヤルゲージの目量は,0.001 mmとする。
4.6 工作精度検査 工作精度検査は,仕上げ削りだけで行い,大きな切削力の発生する可能性のある荒削りでは行わない。
4.7 最小許容値 この規格に与えられている測定長さと異なる長さで許容値を決定する場合の許容値の最小値は,0.005 mmとする(JIS B 6191の2.311参照)。

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