JIS B6211:1986 pdfダウンロード
JIS B6211:1986 pdfダウンロード。横軸内面研削盤−精度検査 Test conditions for internal cylindrical grinding machines with horizontal spindle−Testing of the accuracy
1. 適用範囲
この規格は,JIS B 6191に基づいて,端面研削装置の付いている又は付いてない普通精度のはん(汎)用横軸内面研削盤の静的精度,工作精度及び位置決め精度の検査方法について規定する。また,それぞれの検査事項に対応する許容値についても規定する。
この規格は,機械の精度検査だけを取り扱い,通常,精度検査の前に行う機械の運転試験(振動,異常騒音,構成部品のスティックスリップなど)又は機械の特性試験(回転速度,送り速度など)には適用しない。
この規格は,機械の形式,構成要素及びJIS B 6310に基づく座標軸の名称についても規定する。
備考 この規格の対応国際規格を,次に示す。 なお,対応の程度を表す記号は,ISO/IEC Guide 21に基づき,IDT(一致している),MOD(修正している),NEQ(同等でない)とする。
ISO 2407:1997,Test conditions for internal cylindrical grinding machines with horizontal spindle−Testing of accuracy (IDT)
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む)を適用する。
JIS B 6191 工作機械−静的精度試験方法及び工作精度試験方法通則
備考 ISO 230-1:1996 Test code for machine tools−Part 1: Geometric accuracy of machines operating under no-load or finishing conditionsからの引用事項は,この規格の該当事項と同等である。
JIS B 6310 産業オートメーションシステム−機械及び装置の制御−座標系及び運動の記号 備考 ISO 841:2001 Industrial automation systems and integration−Numerical control of machines−Coordinate system and motion nomenclatureが,この規格と一致している。 参考 原国際規格では,引用規格であるISO 841:2001が脱落しているため,追加した。
3. 機械の形式,構成要素及び座標軸の名称
3.1 機械の形式 横軸内面研削盤に共通する特徴は,工作主軸台及びといし軸頭が横軸で,ベッド上で互いに対向して取り付けられていることである。
工作主軸台は,円すい面を研削するために立て軸(B′軸)の周りに旋回できる。
工作主軸台又はといし軸頭のうちの一つが,X軸に平行に運動をするように設計された機械もある。通常は,といし軸頭が,Z軸に平行に運動する(図1及び図2参照)。
端面研削といし軸を備えた機械には,図3に示すような別のといし軸頭をもつ機械と旋回式といし軸頭を使用する機械とがある。この旋回式のといし軸頭は,通常,Z軸に平行な直進運動(W軸)又はW軸の周りに旋回運動(C軸)を行う工作主軸台に取り付けられる(図4参照)。
3.2 機械の構成要素及び座標軸の名称 機械の構成要素及び座標軸の名称は,図1〜4及び表1による。
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