JIS B3301:1989 pdfダウンロード
JIS B3301:1989 pdfダウンロード。テーパゲージ− モールステーパ及びメトリックテーパ Taper gauges−Morse tapers and metric tapers
1 適用範囲
この規格は,主としてJIS B 4003に規定するモールステーパ番号0〜6及びメトリックテーパ番号4,6,80,100の寸法検査に用いるモールステーパゲージ(略号 MT)及びメトリックテーパゲージ(略号 MET)(以下,テーパゲージと総称する。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0154 円すい用語
JIS B 0659-1 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状:輪郭曲線方式;測定標準−第1部:標準片
JIS B 0680 製品の幾何特性仕様(GPS)−製品の幾何特性仕様及び検証に用いる標準温度
JIS B 4003 工具用テーパシャンク部及びソケット−形状・寸法
JIS G 4404 合金工具鋼鋼材 JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法 JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0154によるほか,次による。 3.1 タング 円すい部の小端径側の端部に設けた平たん部。
4 種類 テーパゲージの種類は,次による。
a) テーパプラグゲージ
b) テーパリングゲージ
c) タング付きテーパプラグゲージ
d) タング付きテーパリングゲージ 5 標準温度 この規格に規定する各寸法数値は,JIS B 0680に規定する標準温度の20 ℃によるものとする。 6 テーパゲージの形状,寸法,寸法許容差及び形状の偏差の許容差 テーパゲージの形状,寸法,寸法許容差及び形状の偏差の許容差は,A.1及びA.2によって測定及び検査を行い,表1〜表5に適合しなければならない。
7 硬さ テーパゲージの硬さは,A.3によって測定したとき60 HRC以上又は700 HV以上でなければならない。
8 表面粗さ テーパゲージの円すい面の表面粗さは,A.4によって測定したときRa0.1 μm以下でなければならない。
9 材料 テーパゲージの材料は,JIS G 4404に規定するSKS 3又はこれと同等以上の機械的性質をもつものとする。 10 測定 テーパゲージの測定は,附属書Aによる。ただし,これと同等以上の精度で測定できれば,この限りではない。
11 検査 テーパゲージの検査は,形状,寸法,寸法許容差,形状の偏差の許容差,硬さ及び表面粗さについて行い,箇条6〜箇条8の規定に適合していれば合格とする。
12 製品の呼び方 テーパゲージの製品の呼び方は,テーパの名称,種類,略号及びテーパ番号による。 例 モールステーパ テーパプラグゲージ MT3 モールステーパ タング付きテーパリングゲージ MT5 メトリックテーパ テーパプラグゲージ MET6 メトリックテーパ タング付きテーパリングゲージ MET80 13 表示 テーパゲージの表示は,表1〜表4のb1及びb2の面に容易に消えない方法で,次の事項を表示する。
a) 略号及びテーパ番号
b) 製造業者名又はその略号
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