JIS C1516:2020 pdfダウンロード
JIS C1516:2020 pdfダウンロード。騒音計− 取引又は証明用 Sound level meters- Measuring instruments used in transaction or certification
1 適用範囲
この規格は,日本国内で取引又は証明に使用する,自由音場での一つの基準方向からの音の入射に対して,規定する周波数特性を備えた,次の3種類の騒音計の電気音響性能について規定する。
− 時間重み付きサウンドレベルを測定する騒音計
− 時間平均サウンドレベルを測定する積分平均騒音計
− 音響暴露レベルを測定する積分騒音計 この規格は,上記のほか,時間重み付きサウンドレベルの最大値の測定性能についても規定する。
注記1 この規格では,周波数重み付けした音圧レベルに対して,用語“サウンドレベル”を用い,周波数重み付け特性を特定する場合には,その特性を前に付して用いている。
注記2 この規格では,上記の3種類の騒音計を区別する必要がある場合にだけ,“時間重み付きサウンドレベルを測定する”,“積分平均”又は“積分”の語を付加して呼んでいる。区別する必要が
ないときには,単に“騒音計”と呼んでいる。 計量法に定める“騒音レベル”は,この規格に規定する“A特性時間重み付きサウンドレベル”に該当する。
この規格では,性能によってクラス1及びクラス2の二つを規定する。一般に,クラス1及びクラス2の騒音計は,通常,同じ設計目標値をもち,許容限度値だけが異なるほか,動作温度範囲が異なる。クラ
ス2の性能の許容限度値は,クラス1に等しいか大きい。
計量法に定める精密騒音計はこの規格のクラス1の騒音計に,普通騒音計はこの規格のクラス2の騒音計に該当する。 この規格は,様々な設計による騒音計に適用してよい。騒音計は,マイクロホンを装着し,表示装置を内蔵した一体形の携帯機器であってもよい。騒音計は,また,一つ以上のきょう(筐)体に格納された分離した合番号が付された要素の組合せで構成することも可能であり,複数のサウンドレベルを表示できるものでもよい。
この規格の音響的性能は,音場に測定者がいない状態での性能に適用する。 注記3 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
IEC 61672-1:2013,Electroacoustics−Sound level meters−Part 1: Specifications IEC 61672-2:2013,Electroacoustics−Sound level meters−Part 2: Pattern evaluation tests+Amendment 1:2017(全体評価:MOD) なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”ことを示す。
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