JIS A 1149:2017 pdfダウンロード
JIS A 1149:2017 pdfダウンロード。コンクリートの静弾性係数試験方法 Method of test for static modulus of elasticity of concrete
3.3 ひずみ測定器 供試体の縦ひずみを検出するための測定器の総称。 なお,縦ひずみの検出センサーには,ひずみゲージ,差動トランス式変位計などを用いる。
4 試験装置及び器具
試験装置及び器具は,次による。
4.1 圧縮試験機及び上下の加圧板 圧縮試験機及び上下の加圧板は,JIS A 1108の4.(装置)に規定するものとする。
4.2 ひずみ測定器 ひずみ測定器は,供試体の縦ひずみ(ひずみ度)を10×10−6以下の精度で測定できるものとする。また,ひずみ測定器の検長は,コンクリートに用いた粗骨材の最大寸法の3倍以上かつ供試体の高さの1/2以下とする。
5 供試体 供試体は,JIS A 1132の箇条4(圧縮強度試験用供試体)によって作製した円柱形の供試体又はJIS A 1107によって切り取った円柱形のコア供試体とする。 なお,コア供試体の高さがその直径の2倍になるように成形する。
6 試験方法
6.1 供試体の準備 供試体は,所定の養生を終わった直後の含水状態で試験ができるようにしなければならない。 水中養生又は湿潤養生を行った供試体は,ひずみゲージを貼り付けるため,供試体の表面を自然乾燥させてもよい。 6.2 供試体寸法の測定 JIS A 1132の箇条4によって作製した円柱供試体の場合はJIS A 1108に,円柱コア供試体の場合はJIS A 1107によって,供試体の寸法を測定する。
6.3 ひずみ測定器の取付け ひずみ測定器は,供試体の軸に平行かつ対称な二つの線上で,供試体の高さの1/2の位置を中心に取り付ける。
6.4 載荷の準備 載荷の準備は,次による。
a) 試験は,温度及び湿度の変化の少ない室内で行う。
b) 供試体は,供試体直径の1 %以内の誤差で,中心軸が加圧板の中心と一致するように置く。
6.5 載荷方法 載荷方法は,次による。
a) 載荷は,供試体に衝撃を与えないように一様な速度で行う。 なお,載荷の初期段階において過大な速度で供試体に荷重を加えると,初期ひずみが測定できないため注意する必要がある。
b) 荷重を加える速度は,圧縮応力度の増加が毎秒0.6±0.4 N/mm2になるようにする。
c) 供試体の縦ひずみは,最大荷重の1/2程度まで測定し,その測定間隔は等間隔として少なくとも10点以上記録する。
d) 供試体が急激な変形を始めた後は,荷重を加える速度の調整を中止して,荷重を加え続ける。
e) 供試体が破壊するまでに圧縮試験機が示す最大荷重を有効数字3桁まで読む。
7 結果の計算 試験結果の計算は,次による。
a) 6.5の結果から,供試体ごとに応力−ひずみ曲線を作成する。
b) 各供試体の静弾性係数は,次の式によって算出し,四捨五入して有効数字3桁に丸める。
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