JIS K8522:2016 pdfダウンロード
JIS K8522:2016 pdfダウンロード。しゅう酸カリウム一水和物(試薬) Potassium oxalate monohydrate (Reagent)
c) 器具 主な器具は,次による。 ・ 共通すり合わせ平底試験管 容量50 mL,直径約24 mmで目盛のあるもの。
d) 操作 操作は,次による。
1) 試料溶液の調製は,試料1.0 gを共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,水20 mLを加えて溶かす。
2) 試料を溶かした直後に,試料溶液の濁りの程度をb) と比較する。また,ごみ,浮遊物などの異物の有無を共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方から観察する。
e) 判定 試料溶液の濁りが,b) の濁りより濃くなく,ごみ,浮遊物などの異物をほとんど認めないとき,“水溶状:試験適合(規格値)”とする。
6.4 酸性塩(KHC2O4)又は塩基(K2CO3として) 酸性塩(KHC2O4)又は塩基(K2CO3として)の試験方法は,次による。
a) ガス及び試験用溶液類 ガス及び試験用溶液類は,次による。
1) 窒素 純度がJIS K 1107に規定する2級以上のもの。
2) しゅう酸溶液(0.01 mol/L) JIS K 8519に規定するしゅう酸二水和物1.3 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,水を加えて溶かし,更に水を標線まで加えて混合したもの。気密容器に入れて保存する。
3) 二酸化炭素を除いた水 JIS K 8001の5.8 c)(二酸化炭素を除いた水)による。
4) フェノールフタレイン溶液
JIS K 8799に規定するフェノールフタレイン1.0 gをはかりとり,JIS K 8102に規定するエタノール(95)90 mLを加えて溶かし,水を加えて100 mLにしたもの。
5) 0.02 mol/L 水酸化ナトリウム溶液(NaOH:0.799 9 g/L) 1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液10 mLを全量フラスコ500 mLに正確にとり,二酸化炭素を除いた水を標線まで加えて混合したもの。ポリエチレンなどの樹脂製気密容器に保存し,使用時に調製する。 なお,1 mol/L水酸化ナトリウム溶液は,JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムを用い,JIS K 8001のJA.6.4 r) 1)(1 mol/L水酸化ナトリウム溶液)に従って,調製,標定及び計算したもの。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) メスピペット JIS R 3505に規定する呼び容量0.1 mL〜0.5 mLのもの。 2) pH計 JIS Z 8802に規定する形式II以上の性能のもの。
c) 操作 操作は,次による。
1) 使用する三角フラスコ500 mLに,二酸化炭素を除いた水300 mLを入れ,窒素を通じながら200 mLまで加熱濃縮し,フェノールフタレイン溶液を2滴添加しても紅色にならないことを,試験前に確認する。
2) 試料溶液の調製は,試料2.0 gを三角フラスコ500 mLに0.1 mgの桁まではかりとり,二酸化炭素を除いた水150 mLを加えて溶かす。
3) しゅう酸溶液(0.01 mol/L)5.0 mLを正確に加え,窒素を通じながら液量が約100 mLとなるまで約10分間加熱濃縮する。
4) 窒素を通じながら約25 ℃まで冷却し,そのまま窒素を通じながら0.02 mol/L 水酸化ナトリウム溶液で,pH計を用いてpH 8.2までメスピペットで滴定する(所要量V3 mL)。
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