JIS H5121:2016 pdfダウンロード
JIS H5121:2016 pdfダウンロード。銅合金連続鋳造鋳物 Copper alloy continuous castings
a) 受渡当事者間で,事前に仕様書又は図面を取り交わし,形状・寸法及び質量を取り決める。
b) それぞれの許容差は,受渡当事者間の協定による。ただし,寸法許容差は,特に指定のない場合,JIS B 0403による。
6 製造方法 連鋳鋳物の製造方法は,次による。
a) 連鋳鋳物は,横型連続鋳造法,たて(竪)型連続鋳造法又はその他の連続鋳造法によって製造する。
b) 連鋳鋳物には,埋め金,溶接,ろう付けなどの補修を施してはならない。ただし,きず又は鋳巣で使用上影響が軽微なものは,注文者の承認を得て欠陥部分の補修を施してもよい。 c) 連鋳鋳物は,必要がある場合,応力除去焼なまし,その他適切な熱処理又は切削加工を行ってもよい。 なお,CAC703Cなどで海水などの腐食環境で使用する部品については,受渡当事者間の協定によって焼なまし熱処理を施してもよい。 7 試験 7.1 分析試験 分析試料の採取方法及び一般事項は,JIS H 0321及び/又はJIS H 1012による。 化学成分の分析試験は,次のいずれかによる。 JIS H 1051,JIS H 1052,JIS H 1053,JIS H 1054,JIS H 1055,JIS H 1056,JIS H 1057,JIS H 1058,JIS H 1061,JIS H 1062,JIS H 1065,JIS H 1068,JIS H 1070,JIS H 1072又はJIS H 1292 なお,発光分光分析方法については,受渡当事者間の協定による。
7.2 引張試験
7.2.1 供試材及び試験片の採取方法 供試材及び試験片の採取方法は,次による。
a) 供試材は,特に指定がない限り同一目標成分,同一形状の1回の連続鋳造ごとに1個以上とする。供試材は,連鋳鋳物本体から採取する。
b) 引張試験片の採り方は,受渡当事者間の協定による。
7.2.2 試験片 試験片は,JIS Z 2241の4号試験片による。4号試験片に調製できない場合は,受渡当事者間の協定による。
7.2.3 試験方法 試験方法は,JIS Z 2241による。
7.3 硬さ試験 硬さ試験は,JIS Z 2243による。供試材及び試験片の採取方法は,受渡当事者間の協定による。
8 検査 検査は,次による。
a) 一般事項は,JIS H 0321による。
b) 連鋳鋳物の品質は,4.1に適合しなければならない。
c) 化学成分は,4.2に適合しなければならない。
d) 機械的性質は,4.3に適合しなければならない。
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