JIS A5901:2014 pdfダウンロード
JIS A5901:2014 pdfダウンロード。稲わら畳床及び稲わらサンドイッチ畳床 Straw TATAMIDOKO and straw sandwich TATAMIDOKO
1 適用範囲
この規格は,稲わらを材料として製造した畳床,稲わらと押出法ポリスチレンフォーム断熱材とを材料として製造した畳床及び稲わらとタタミボードとを材料として製造した畳床(以下,畳床という。)について規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部:熱流計法(HFM法)
JIS A 5905 繊維板
JIS A 9521 建築用断熱材
JIS B 7503 ダイヤルゲージ
JIS P 3401 クラフト紙
JIS Z 1533 ポリオレフィンクロス用フラットヤーン
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8703 試験場所の標準状態
3 用語及び定義 この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1 うわばえ(上配) 畳床の見栄えを良くするために,表面に配列するきれいな稲わら。化粧配ともいう。
3.2 よこてばえ(横手配)
畳床の上層部にあって,稲わらを縦横交互に配列させたときの横手方向に配列する稲わら。
3.3 たてばえ(縦配) よこてばえ(横手配)の下層部にあって,長手方向に配列する稲わら。
3.4 おおてばえ(大手配)
畳床の中心部にあって,横手方向に配列する稲わら。
3.5 きりわら 畳床に,むらが生じないようにするため,配置する稲わら。 3.6 したばえ(下配)
畳床の下層に,長手方向に平行に配列する稲わら。
3.7 裏面材
畳床の裏面の見栄え及び強化のために使用する材料。
3.8 補強材 ポリスチレンフォームサンドイッチ稲わら畳床の補強のために用いる材料。
3.9 こも(菰) 畳床の裏面の見栄え及び強化のために用いるむしろ(筵)。
3.10 縦糸 畳床の長手方向と同方向に縫われた糸。
3.11 横糸 縦糸に直角に交差している糸。
3.12 取っ手 畳を持ちやすくするために,畳床裏面に取り付けたひも(紐)。
4 種類
畳床の種類は,材料,構造及び標準寸法によって,次のとおり区分する。
a) 材料及び構造による区分 材料及び構造による区分は,表1による。
b) 標準寸法による区分 標準寸法による区分は,表2による。
5 品質
5.1 外観 畳床の外観は,四隅がほぼ直角で,表面の稲わらの分布にむらがなく,使用上支障となる反り,ねじれ,欠け,糸切れがあってはならない。また,裏面材にしわなどがあってはならない。 5.2 寸法,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差 8.4及び8.5によって試験したとき,寸法,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔の許容差は,次による。
a) 寸法の許容差 寸法の許容差は,表3による。ただし,注文品の寸法は,受渡当事者間の協定とし,その寸法の許容差は,表3による。
b) 芯材の厚さ,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔 芯材の厚さ,質量,縦糸の間隔及び横糸の間隔は,表4による。ただし,注文品の質量は,受渡当事者間の協定とする。
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