JIS A0203:2014 pdfダウンロード
JIS A0203:2014 pdfダウンロード。コンクリート用語 Concrete terminology
1 適用範囲
この規格は,コンクリートに関して用いられる主な用語(以下,用語という。)及び定義について規定する。
なお,技術上重要な改正に関する新旧対照表を,附属書Aに示す。
2 分類
用語は,次のとおり分類する。
a) コンクリート
b) 材料
1) セメント
2) 混和材料
3) 骨材
4) 補強材
c) コンクリート及び材料の性質
d) 設備及び施工
3 用語及び定義
用語及び定義は,次のとおりとする。
a) コンクリート
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1010 セメントペース cement paste
セメント,水及び必要に応じて加える混和材料を構成材料と
ト し,これらを練り混ぜその他の方法によって混合したもの,又は硬化させたもの。
1020 モルタル mortar
セメント,水,細骨材及び必要に応じて加える混和材料を構成材料とし,これらを練り混ぜその他の方法によって混合したもの,又は硬化させたもの。
1030 グラウト grout
空隙,目地,ひび割れなどの細かい隙間を充するために,注入用材料として用いるセメントペースト又はモルタル。
1040 ポリマーセメン polymer-modified mortar
結合材にセメント及びセメント混和用ポリマー(又はポリマ
トモルタル ー混和剤)を用いたモルタル(JIS A 1171参照)。
1050 ポリマーモルタ polymer mortar
結合材にポリマーだけを用い,充材及び細骨材を加えたも
ル の。レジンモルタルとも呼ばれる。
1060 ポリマー含浸モ polymer-impregnated
浸透性重合性をもつモノマーを脱気後含浸させ,重合させた
ルタル セメントモルタル。 mortar
番号 用語 定義 対応英語(参考)
1101 コンクリート concrete
セメント,水,細骨材,粗骨材及び必要に応じて加える混和材料を構成材料とし,これらを練り混ぜその他の方法によって混合したもの,又は硬化させたもの。
1102 フレッシュコン まだ固まらない状態にあるコンクリート。 fresh concrete
クリート
1103 プレーンコンク plain concrete
セメント,水,細骨材及び粗骨材だけを構成材料とし,混和
リート 材料を用いないコンクリート。無筋コンクリートを指す場合がある。
1104 AEコンクリート AE剤などを用いて微細な空気泡を含ませたコンクリート。 air-entrained concrete
1105 流動化コンクリ plasticized concrete
あらかじめ練り混ぜられたコンクリートに流動化剤を添加
ート し,これをかくはんして流動性を増大させたコンクリート。
1106 レディーミクス ready-mixed concrete
整備されたコンクリート製造設備をもつ工場から,荷卸し地
トコンクリー 点における品質を指定して購入することができるフレッシ
ト ュコンクリート(JIS A 5308参照)。
1201 普通コンクリー normal-weight concrete
砂・砂利,砕砂・砕石,各種スラグ骨材などを用いてつくら
ト れる,単位容積質量又は密度が2.3 t/m3前後のコンクリート
(JIS A 5308参照)。
1202 軽量コンクリー lightweight concrete
骨材の全部又は一部に人工軽量骨材を用いて,単位容積質量
ト 又は密度を普通コンクリートよりも小さくしたコンクリート(JIS A 5308参照)。
- Previous:JIS Z8814:2012 pdfダウンロード
- Next:JIS A0206:2013 pdfダウンロード